2022年5月に買った本
- 呉座勇一「戦国武将、虚像と実像」
- 中谷功治「ビザンツ帝国-千年の興亡と皇帝たち」
- ジョージ・オーウェル「動物農場」
- 菊池良生「神聖ローマ帝国」
- 佐藤 賢一「カペー朝-フランス王朝史1」
- 小笠原弘幸「オスマン帝国: 繁栄と衰亡の600年史」
リビングテーブル注文
- いまの住居に引っ越して10ヵ月ほど経ち、ゴールデンウイークにリビング用のダイニングテーブルをやっと注文した。
- ウッドショックがすごい言われた時期なので、もしかしたら値上がりしたり欠品したりするかもなーと。
- 実物を観ないで一定額の家具を買うのは多少勇気が必要だったが、足の形がシャラくさくもカフェ感かわいい(FLYMeで取り扱われている程度にデザインプロダクト)のと、商品説明のディティール、クチコミを総合的に勘案して選択。
- この足のロッキングデザインがなかなかなくて、本当にかわいい。
- 楽天のマルキン家具さんで注文。FLYMeは組立まで込みの料金なのか、1万ちょっと高かった。二人がかりの作業なので玄関までの配達で十分だった。
- これでリビングがソファーダイニング生活になって、より堕落度が上がった。
- 横120cmで二人並んでご飯を食べるのに不自由しない感じ。
- 質感も重厚なウォールナットで(重かった!)、いい買い物ができた。
2022/05/01 イビチャ・オシムさん訃報
- 遂にオシムさんが泉下の人に。
- numberで時折出てくるリモートインタビューでもなかなか体調が悪そうだなあという感じだったのだが、思いのほか早い旅立ちとなってしまった。
- 稀代の名将どころか、ほとんど哲学者の佇まい。偉人と言うほかない。
- 南アフリカW杯は岡田さんがよく引き継いだので、南アフリカW杯は良い結果となったが、やはりそれでもオシムさんの日本代表のワールドカップを観たかった。
- ちょうど、この文春文庫から出た「オシムの言葉 増補改訂版」を前年に買ってたところだった。
- これ、そこそこプレミアついてるけど、なぜ重版しないんだろうな。
- 本を手繰ったら一ヵ所、付箋貼ってた
「一年前に私は『日本化』という言葉を使いましたが、日本人が大事にしているメンタリティーや慣習の中には、教わり学ぶ、という人と人のよい関係を妨げる要素もあるようですね。(略)一つ例を挙げれば”曖昧さ”でしょうか。私は日本人に、あまり責任や原因を明確にしないまま次に進もうとする傾向があるように思います。
私には、日本人の選手やコーチたちがよく使う言葉で嫌いなものが二つあります。『しょうがない』と『切り換え、切り換え』です。それで全部を誤魔化すことができてしまう。『しょうがない』という言葉は、ドイツ語にもないと思います。『どうにもできない』はあっても、『しょうがない』はありません。これは諦めるべきではない何かを諦めてしまう、非常に嫌な語感だと思います。」
「失敗の本質」に書いてあってもおかしくない慧眼に思う。
-
- 確かに当時の代表選手は(今も?)、重要な試合での敗戦や引き分けの度に「切り換え」「切り換え」と繰り返したような印象がある(まあ勝っても言ってたが)。
- もちろん当の本人たちは百も承知で「ちゃんと原因を分析した上で、気持ちを切り替えて次に挑む」ということで言ってたんだろうけど。責任を積極的に明確化しないというのは日本人のDNAなのかなあと。
- まあ、でも実際闘莉王のミスだったり、香川が決定機外したりで負けたとして、それを他の選手は特にメディアの前では指摘しにくいよな。
- これ、失敗をいつまでも引きずれというわけではなく、原因に本当に真摯に向き合っているのか(軽い振り返りで済ませてないか)ということを言わんとしてるのだろう。
- そもそも、日本サッカー協会だって思い返せば2006ドイツW杯で惨敗に終わったジーコジャパンを総括する前に、オシムさんを発表したような。これもしょうがない/切り換えイズムなのだろうな。
- しかしオシムさん級の名伯楽が日本代表を率いてくれることは、今後なかなかないだろうなあ。本当に合掌。
イカゲーム
- ブームから随分遅れたが、ゴールデンウイークで一気見した。韓国産のネットフリックスドラマ全8話。大変面白かった。
- デスゲームものは日本の方がバトルロワイヤルとかGANTZとか、カイジとかでたくさん先行供給されていて云々~な言説を目にして、確かになあとも思ってあんま積極的に興味持たなかったが、考えてみたらバトロワとか、読んでも観てもいないのだった。GANTZ読んだぐらいだ。
- 韓国は映画「パラサイト」もそうだったけど、大変過酷な格差社会というイメージがあり、その先進的ディストピア感になんか説得力がある気がする。下層の描き方にパンチ感があるというか体重が乗ってる描写な感じ。
- 細かい設定周りだと、、、
- 500人近くも拉致されたあと、一旦元の世間に帰されたのち、その一定数が警察に駆け込むとして、それが隠蔽しきれるものなのか?
- また、その規模の行方不明者が出て、隠し通せるものかというのはどうかなあ。
- いくらなんでも潜入した警官、捕まらなさすぎだろう。
- 退場シーンがピークになるのは連続ドラマでは止む無し。やっぱりなんだかんだでそこがグッとくるのは、鎌倉殿の13人も同じ。
- 臓器売買の医者、出稼外国人、チンピラ、前科5犯の情婦、鼻ピアス女、クリスチャン、そして脳腫瘍爺さん、皆良いキャラだった。追いつめられて花が咲く。
- ラストはまあまあの読後感。
- ゼッケン001のおじいさんが黒幕ということで理由等が開示されるが、どうも説得力が薄かった。
- 大会の規模(とリスク)の割に動機付けが弱い。←ただの難癖です。
- しかしシーズン2が楽しみだ。
- 大会側の人員についての説明(どうスカウティングされ、どういった経緯で職についているのか)
- 元優勝者であるフロントマンの経緯。(優勝者が必ずなるわけではない?)
- 韓国大会以外の世界大会。
- 大会賞金だけで一大会45億が積み上げられていたが、確かに世界的大富豪にとっては大したことのない額なのだろうなと思った。
- ジェフベゾスの個人資産が20兆らしいので、一人だけでこの大会5,000回近く開催できることになるw 1ジェフベゾス=5,000イカゲームである。
- そういうアプローチ(経済的持続可能性の裏付け)はあってもいいのかもなと思った。
PL21-22終了。アーセナル5位に終わる
- 序盤はこのままだとまた8位前後になりそうで、いよいよやばくね?ってところからはよく持ち直したが、年末に調子が上向いてヘタにベスト4、CL圏内いけそうだったのでやや落胆。
- まあでもamazonのall or nothing、今期はアーセナルだったらしく、撮れ高は十分だったのではなかろうか。
- 終盤スパーズとの6ポインターなアウェー戦で、0-3で完敗したのが悔しい。
- 結果だけだと悪くないシーズンというか、前年8位だし進捗があったかもしれないが、一貫性がとにかくない。3~5試合ごとに波がある感じ。
- 戦術や個人能力の問題はもちろんなくはないだろうけど、試合ごとにファインフォームとダウンフォームの差が激しい。
- ダウンフォームのときは、まるで試験前とかで勉強しなきゃいけないんだけど、やる気が出ない状態みたいな感じの重さで観てられない。
- 調子が落ちると、プレイの精度が落ちたりするというより、急に運動力が少なくなって非ポゼッション時は寄せが甘くて、楽にゴール前まで突破されてしまい、一方ポゼッション時は動きが少なくて簡単にハメ込まれてしまう。
- ARSENAL CHANGE EVERYTHINGさんで昔たまに、メンタルコーチを雇えば?というのが冗談的に書かれていたが、コーチの専門が細分化されていっている昨今、あながち無くはないかも。
- 幸い、運動能力を向上させるドーピングは禁止されているが、催眠術やなんかでのメンタルのブーストは禁止されてはいまい。
- 正直、ペップとクロップがいる間は優勝争いは難しいのかなーと思うので、現実的な目標は安定的に4位に入ることかなと思うが、そのためには結構この夏も補強が必要そう。
- 具体的には、①収められて点も取れる屈強なFW、②ティアニー離脱時のLB、③パーティ離脱時のDH、④ジャカのリプレイス、⑤富安離脱時のRBといったところか。
- 稼働率が低く、かつ高性能の③パーティの控えが重要だと思うが、プレミアのプレス、インテンシティに耐性があってボール運べるDHなんて滅多にいなかろうということなのか。
- 幸いサリバが無事に帰還するのであれば、ホワイトをRBにしたりして対処できそう。
- でも今期、試合数少なかったのにご覧のスタメン稼働率&疲労度だったので、これで来期ELの試合が増えたらどうなんだろうなあw また8位とかにならなければよいのだが。
2022/05/07 ヘンダーソン単独 おいもちゃん
- 去年のM-1の敗者復活戦で見た、フェイント漫才に魅了されてライブ行ってみた。
- 東京での知名度はやはりまだまだで、新宿サザンシアター結構スカスカでかわいそうだった。
- 客層が若い女性客が多くて、ちょっと居心地悪かったw
- 東京ダイナマイトとか佐久間さんのラジオイベントだと8~9割おじさんなのに、全然逆だった。ヘンダーソンってそういう人気なのか?あまりそうは見えなかったので意外だった。
- 良いライブだったが、1時間半?でネタ5本ぐらいと幕間V、ゲスト:インディアンス、すえひろがりずとのゲームコーナーな構成で、まあまあという感じ。
- ネタはどれもとても面白くて期待通り満足だったけど、どうしてもまだ賞レース用なのか、短めだったのであまりお腹いっぱいにはならなかった。
- 平場全然見たことないけど、オールザッツ漫才で優勝したとのことで、ブレイクの可能性全然あるのではなかろうか。
- コント入りと見せかけて自虐って立派な発明だし、わかっても笑っちゃう(これってすごいことだ)不思議な魅力がある。売れてほしいなあ。
- でもその一方で、システム好きなのにいまいちなぜか売れなかった例として、イシバシハザマがいる。あのルートに行かなければよいのだが。
- 東京進出すごい迷っている状況だろうなあ。
- 帰りはお隣のタカシマヤの中村屋でカレー食べた。おいしかった。
シン・ウルトラマン
- シンゴジは観るの遅れて、去年やっとアマプラで観た程度だったが、せっかくならシンシリーズ全部観ておこうか的な。
- 大変エンタメしてた。巨大ヒーローが怪獣と戦うのはロマン。
- ゼットン戦とかほとんどエヴァ感バリバリで、本当にこういうの好きなんだなwと。
- でも最後、ウルトラマン任せにするんじゃなくて、地球人の力を集結させるんだ的な展開になったはいいが、現実的には各理系学者先生の知恵の力ということで、なんというか。それ以外の庶民ははあそうですか感。
ドクターストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス
- MARVELのフェイズ4はシャン・チーぐらいしか見れてなかったが、ドクターストレンジは好きなので久々に。
- 平日レイトショーとちょっと時期外れだったので、安く、快適な環境で鑑賞できた。貸切ってほどでもないが200人キャパで10人ぐらい。周り誰もいないのでのびのび。
- それにしてもMARVELは、ヒーロー(たち)がヴィランを倒すというのを、本当に感心するぐらい手を変え品を変えで作る様式美に関心する。
- 観るとやっぱ面白かったので、見逃してるやつ、特にスパイダーマンNWH、ブラックパンサー、エターナルズあたりは観ておかないとなーと思った。
- ディズニープラスに入るタイミングを伺い中。
- サブスク多いんだよなあ。amazon prime、netflix、hulu、nintendo switch online、オードリー若林さんnote、EmEditor。huluあたり一旦外そうかな。
- 次のソー:ラブアンドサンダーはどうしようかなあ…。ブラックパンサー、ザ・マーベルズ、ガーディアンズオブギャラクシーvol.3は観たい。
- ディズニープラスに入るタイミングを伺い中。
- ベネディクト・カンバーバッチ、は発音すると楽しい名前ランキング上位。
2022/5/18 行列の先頭44(配信視聴)
- 直前にアメトーークのK-PRO芸人回があった。
- K-PROライブは一度見にいってみたいと思いつつなかなか機会がなかったが、行列の先頭は特に見にいってみたいと思いつつ、今回は配信視聴。
- 虹の黄昏最高。彼らを見れただけで満足。
- 以前、お笑い好きの少人数街コンみたいのに行ってみたとき、一人だけ大分熱量が一段深い子がいて、その子が好きな芸人に虹の黄昏を挙げていた。目は確かだなw
- メンツが超豪華、というか、豪華になったというべきか。確かに去年のM-1はそうした大きな動きを感じさせるメンツだったのだなあと。
- ランジャタイのナガノ漫才が最高だった。
- 次は秋ごろにまたあるかと思うので、それは参戦したいなあ。
2022/05/20 鬼の頂
- いつもの有楽町よしもとシアター。毎回変な時間にやってる印象だが、今回の金曜夜は良い時間帯なのでは。
- このときはテレワークだったので家から外出したが、普通に出社してるなら一番良い時間。
- 鬼越は喧嘩入りからの西友でゾンビ漫才。
- ドンキは信用できない、で沸いちゃう客層よ。
- 今回のトークパートの主なテーマは
- デニス松下宜君は変なやつ(ご結婚おめでとうございます)
- 坂井アザラシ改名プラン
- 前目の席で寝てる二人の爺イジり
- 今回も面白かったけど、鬼越コットンデニスの共通マネージャー小菅さんが劇場に異動とのことで、このライブもどうなるのだろうか。
- 続けてほしいけど、客数的に割に合わないのかなあ。
- 金ちゃんが「徐々に増えてる」と言ってて確かにそんな感じがするので、草の根的に続けてもらえると嬉しいのだが。
- 有楽町の三省堂書店、色んな書店を探しても現物を見たことがなかった、ノブコブ徳井さんの「敗北からの芸人論」が置いてあって、さすがニッポン放送のお膝下と思った。
- 有楽町でお笑いライブ観るとき(有楽町よしもとシアター、よみうりホール、東京国際フォーラム)って、あんまついでに寄るところがなくて、せっかく行く割になんかもったいなく思ってたが、よい寄り道先ができた。
2022/05/27 ぼる塾単独オードブル
- オードリー若ちゃんも休日にお忍びで劇場に見にいったほどのぼる塾。
- 一見、第7世代の一員として消費されている感もあったが、一方で、無理をせず地に足つけた感じの活動っぷりで、割とマイペースに我が道を行っている感がある。
- 単独だとやっぱり漫才の尺も長めで、伸び伸びとした舞台でとても良かった。
- 漫才5本コント2本幕間Vとで、大満足の1時間半だった。これはもし来年やるなら絶対観たいぐらい。
- 東京公演千秋楽ということで、酒寄さんも登場。初めて4人の漫才やコントを観た。
- やはりその4人漫才が見どころ(今後の活動のスタイル的に)だったが、どこか超新塾っぽい動きのローテーション漫才な感じだった。間がまだちょっと手探り感あったけど、そこがまた味があってよかった。
- が、酒寄さん本人としてはプレッシャー半端なかっただろうな。noteでも幾分吐露されていたが。
- ぼる塾は、アメトーークのネクスト第7世代の回で、あんりさんがそいどいの竹馬さんを激しく攻め立てて、その口調と佇まいが凄まじく、あの場を完全に制圧していたのが印象深い。ツッコミ技量半端ない。
- 調べたら2020年3月放送だったらしい。たった2年で大きく売れたなあ。あと、出演者には先日解散したはなしょーもいて感慨深かった。
- そのうえで強キャラの田辺さん(27歳でギャルになり29歳でNSC入学ってヤバすぎる)、サイコパスなはるかさんが脇を固め、そのうえ酒寄さんのエッセイストとしての文才たるや。すごい才能豊かなカルテットなんだなあと改めて思った。
- 酒寄さんのぼる塾日記は、渋谷∞ホールでサイン本があったのでそちらを買った。
- あと、なぜかどこか品がある感じがする。出目とかそんな感じは全くしないのだが。
- 下世話な下ネタにいかないところとかだろうか。
- 酒寄さんの本もそんな感じだもんな。
- 3時のヒロインとかとの差はそこなのかも。そう考えると理想の売れ方なんだろうな。
上島竜兵さん訃報
- まさかの訃報。RIP。
- 日本中に衝撃が走った。上島さんぐらいの知名度・現役度の芸人の自死は前例がないもんな。芸人という職業の影響力を感じた。
- これやっぱ、同じ芸能人でも俳優や文化人、アスリートの自死とかとは意味合いが全然違う。 芸人とは人を幸せにする職業だからだろう。
- 中でも特に上島さんって、いい意味で思想がなさそうな古典的コメディアンの代表だっただけに衝撃が大きいのだろうな。
- 片岡飛鳥さんだったかな、高須さんとの対談だっただろうか、「日本中を笑わせて幸せにした量」というものを考えると、明石家さんまさんには国民栄誉賞をあげるべきみたいな話をしてたの思い出した。
- 例示はともかく、それぐらい人を幸福にするという意味で立派な職業なのだと。
- 大学生ぐらいのとき、好きなタイプ欄に「おもしろい人」と書く女性のことを「ケッ、てめーが笑いたいだけじゃねぇか」と腐してたが、いまおもうと、そりゃ笑わせてくれて幸せにしてくれる人がいいよな。何も悪くない。
- 昨今の表現規制によるダチョウの芸のしにくさとか、盟友出川哲郎さんとの差とかも一瞬頭をよぎったが、生活に困るほど仕事が特段減っていたようにも見えないし、やはり過度のアルコールによる突発的な気の迷いかなあと。
- アメトーークなんかでも、竜兵会ほか出演される度に、毎度どれほど笑わせてもらったことか。
- それでも世界は廻ってゆくが、本当に寂しい話だ。