イベントについて
- 上野公園の野外ステージ(水上音楽堂)というところで、初の訪問となった。
- なぜかこれまでアンテナに引っかからず、初耳初参加のライブだったが、ネットを探すと2009年のレポとかあったので、毎年ずっとこの会場でやっている、結構歴史あるマセキ主催の催しらしい。
- 会場スタッフが結構多めだった。過去のライブレポを観ると芸人さんらしい。でも残念ながら超若手だとあんまり顔認識してないのだよなー。
- 40組ぐらい出る割にチケット代が1,500円と、破格の安さ。キャパ1,200席でも180万の売上なので、とてもペイしたとは思えないが。採算度外視なのか。
- これ、よしもとなら極端な話、若手とは言え10,000円してもおかしくない。
- と言っても別に経済を回すことを悪いとは思わないので、普段のお笑いライブの料金に不満はないのだが、たまにはこんなお得なイベントがあるのはいいなあなんて素直に思ったりした。
- ただ、これってマセキ有料会員向け先行があるので、もしかしたらそれ前提なのかも?すなわち月額500円(年6,000円)の有料会員向けの催しで、その余りを一般開放みたいな。
- あとは平日の日中だから、というのもあるかもしれない。私は午後休とって参加した。
屋外のお笑いライブ
- 初の野外お笑いライブに参加してみて、室内と比べて屋外特有の解放感があって気楽さが心地よかった。とりあえず雨じゃなくてよかった。
- 一応天井はあるので雨が降ってもそれなりに防げるんじゃないかとは思うが、もし降られていたら蒸し暑くて不快だったかもしれないな。
- 今回は最後列(19列目)の席だった。普段は室内の前目の列が当たることが結構多いので、それはそれで大変ありがたいことなんだけど、今回みたいな屋外の後ろ席ってどうしても距離感があるので前のめりにならず、気楽でいいなあと。
- 35度とかの猛暑日の予報だったので大分覚悟して行った。
- 持参したのは、
- 虫除け
- 冷感スプレー(服を冷やすやつ)
- 冷感ジェル(肌を冷やすやつ)
- クッション
- 塩タブレット
- 扇子
- ハンディファン
- 飲み物
- 帽子
- 傘
と色々準備していって、それほど過酷な環境ではなく愉しめた。
- 持参したのは、
- マセキのイベントページでのアナウンスにもあった通り、長丁場で且つ木の座席なので、クッションは必須(100均で使い捨て前提で調達)だと思う。
- 傘はもちろんさせないけど、席によっては結構日が射してたので、帽子とか何かしら日差し対策はした方がよさそう。具体的にはE、F、N、Oあたりの右ブロックの前~中央付近は16時でも結構日が入ってた。
オフシーン
- 今回、後ろの右側の席だったため、関係者口と楽屋の通行路が見えて、芸人の入りと捌けのオフシーンが俯瞰で見れたのがとっても貴重な体験だった。これは今後あまり目にすることはできまい。
- (敬称略)三四郎、狩野英孝、かが屋、スーパーニュウニュウ、高田ぽる子、ニッチェ、パーパー、ウエストランド、オダウエダ、ザ・マミィ、納言、ぱーてぃーちゃん、ママタルト、宮下草薙、やす子、吉住あたりは確認できた。
- そんなオフシーンを記すのは野暮とは思うが、以下備忘録的に印象深かった方々を。
- 宮下草薙の草薙さん。楽屋前の階段付近をいつまでたってもうろうろうろうろ、ぐるぐる歩き回ってた。あれは何かネタを覚えようとしてるのかなと思ってたら、出番で全力でネタ飛ばしてたので、我が家の判定では「あれはネタ合わせしない宮下が悪い」ということになったw
- ウエストランドの井口さん。こちらも結構長い間、楽屋前の通行路にいてママタルト肥満さんとか色んな方と談笑してた感じ。でもなんか、どこか出番前に客席の沸きっぷりを感じつつ、集中力を高めてる様子だった。
- 吉住さん。舞台衣装(OL)に着替えた状態で、駐車場に戻って一人ぼっちだったのが印象的。こちらもネタ前に集中してたのかなー&人見知りなのかなー的な。
- 狩野英孝さん。色んなスタッフや演者と談笑されていて、スター性と人望が伺えた。特にニッチェのお二人と仲良さそうだった。調べたらなんか歳も1~2年しか違わないし、日本映画学校の先輩後輩だしで、実はすごい関係性深そう。
- ぱーてぃーちゃん。こちらも買い出しやネタ合わせしてたのか、通行路を3人で何度か往復されていて、なんか仲良く楽しそうだった。
- どうでもいいが、すがちゃん最高No.1って本当にいい芸名だな。
- 高田ぽる子さん。先輩やスタッフだろうか、目上への深いお辞儀が印象的だった。香盤がぽる子さん→やす子さんだったのだが、ぽる子やす子のANNPでお二人がルームシェアされていた話も聴いていたので、なかなかそういう意味でもニクい香盤だと思った。
- かが屋。今回のトリ。駐車場付近で二人長い間ネタ合わせ集中してた。マジメなのだなあ。
- オダウエダ。小道具コントな芸風なので、大きそうな小道具をお二人で搬入しててなかなか大変そうだった。
- オダウエダは今回、出番が四千頭身の次だったのだが、舞台上の出入口代わりの衝立があまり高くないことで、ちょいちょい謎の大きな小道具が見切れてきて、ネタの邪魔になってて面白かったw
ネタ感想
- 配信もなく、屋外の緩い雰囲気だったので、やっぱりネタから降りた笑いが沸きに沸いた。悪く言うと安い笑いっちゃあそうかもしれないが、別に賞レースではないんだし、そっちの方が面白い。
- だって普通にネタ観たかったらTV収録のネタ番組でも観てればいいんだし、ライブはそういう不確定要素があった方がどうしても楽しい。
- その点で、三四郎、宮下草薙、パーパー、ぱーてぃーちゃんあたりがよかったかなあ。
- 宮下草薙は前述の通り草薙さんが思いっきりネタ飛ばしたものの、日常茶飯事なのか(そういや正月の生番組もだったな)、宮下さんの見事なリカバリー。しかし草薙さんは自分でネタ書いてるのに、どうしてネタ飛ばすんだろうなw あと、絶対単独ライブやらないんだろうなー的な。ツーマンでもやらないかもしれんw
- パーパーもネタ飛ばし。あいなぷぅさんとほしのさんで、次そっちだよ、いやそっちだよと手を出し合ってワチャってるのが面白かった。実際飛ばしてたのはあいなぷぅさんらしく「ああ(そうだった)!」と完全に降りてたのが面白かった。会場も大変沸いた。
- しかしパーパーも正直やっぱいま仲良くなさそうなので、今後どうなってくのかなあ。10年後とかで二人ともアラフォーになって、芸人的な活動をしてる気がしない。最初に出てきた頃好きだったのだが。
- ぱーてぃーちゃんも、序盤からすがちゃんの滑舌が怪しく、途中でネタ諦めて(それが潔くてすごい!)写真タイムへ。信子さん、きょんちぃさんのアドリブイジりがすごく達者(早くて上手い)なので、今後もっと活躍しそうだなーと改めて思った。そして撮影係として奥から連れて来られる出番後のやす子と、やす子が逆にすがちゃんに撮影させるというムーブに沸いた。
- そういった降りた笑い以外で、純粋なネタで一番面白かったのはやっぱウエストランドかなー。贔屓目もあるけども。
- でも、多分このライブ、客席のお笑いマニア指数相当高そうな気がする。というのもリピーター聞かれて半数近く手挙げてたし、そもそも平日の日中午後に5時間半のお笑いライブを観ようとする人たちだ。
- なもんでウエストランドのネタも、井口さんを知っているからの面白さが割とあって、他の現場でやるとここまで爆発しないかもしれない。
- ナイツは土屋さんがコロナのため、急遽塙さんピンでの登場だったが、なぜかケーシー高峰漫談で、会場の空気が冷えっ冷えというか、まあ良く言って二分されてたw
- 四千頭身は宣誓のネタ。
- うーん、本当出だしの頃はあんなに面白いネタ連発してたし、彼らのTVブレイク直前の3年前に開催された第3回の単独「テイクミーアウト」にも行って、どのネタも面白かったものだが、なんか残念ながらそこからピークアウトしてしまっている感じがする。
- わからない、ちょっと前に都築さんがツッコミになって、それがすごく面白い!みたいな話を聞いて、それで勝手に期待値上がってただけかも。
- 「あちこちオードリー」で後藤さんが「いまや俺らの笑いで笑うのがダサいとまで思われてる」とか嘆いていて腐り芸ムーブしていたが、確かにそういう意地悪な人も世の中いるのかもしれないけど、ファンとしては単純にネタのクオリティが下がってきているような。そしてそれは多分、一気に露出しすぎたことで(毎週のようにネタパレ出てるし)、以前ほどひとつひとつのネタに割く時間がとれなくなっているせいなのではなかろうか。
- なので事務所の先輩アンガールズのように、年一で単独打つとか、そういう初心ライクな方向でもがんばってほしいかなーと思ったりする。
〆の感想
- 当初は、屋外でお笑いライブ~?まあ話のネタに行ってみるか、ぐらいのノリだったのだが、独特のお祭り感が心地よく、想定外に大満足のライブだったので、来年2023年のもぜひ行きたいなーと思った。
- 何しろ今年もコロナで、ナイツ、キュウ、モグライダー、ヨネダ2000らがキャンセルになってるぐらいだから。今年のメンツにさらに彼らが乗ってくると思うと、若手~中堅のベスト盤みたいな本当凄いキャスティングのライブだ。
- これ、毎年観るほど歴史も積み重なって、より面白くなるライブと思う。