人はパンだけで生きるのではない

improving the quality of life

2023-24シーズン アーセナルのCL再挑戦

チャンピオンズリーグがやってきた

2023-24シーズン、ついに6シーズンぶりにアーセナルチャンピオンズリーグに戻ってきた。やったー!ロック様曰く的に言うと「Finally, The Arsenal has come back to "Home"」ということだ。

ロック様も2024年復帰するのだとか

長年のグーナーにとってみては、実に20年近く誇張なしに「出るのが当たり前」「気づいたら出ていた」「出たと思ったらバルサに敗退させられていた」「メッシには惻隠の情というものがない。三木武夫か」という、思わずtkqさん文体になってしまう大会だったので、失ってわかるありがたみや喪失感というものに、臍を噛むこの6年であった。ありがとうアルテタ!

 

 

さて、無事にグループリーグを突破したのち、決勝トーナメント初戦のポルトに負けた直後の変なタイミングではあるが、ここでヴェンゲルさん時代の戦歴を振り返ってみる。

 

ヴェンゲルアーセナルチャンピオンズリーグ

偉大なるヴェンゲル爺さん
  • CLには19シーズン連続で出場している。すごい!プレミアでこれは最長不倒になるのではないか。クロップリヴァプールは8年で終了するみたいだし(おつかれさまでした)、グアルディオラもさすがにシティで20年はやらないだろう。フットボール人生で残るトロフィー、ナショナルチームの欲も出るのでは。
  • 案外ファーガソンマンUでも、連続出場は1996-1997シーズンから2013-2014シーズンの18シーズンだ(とは言えそのうち2回優勝して2回準優勝だから結果は圧倒的な差があるがw)。
  • 繰り返しになるが、ヴェンゲルさんは1996-1997年に就任してから、そのあと1998-1999以降2016-2017シーズンまで19回連続でCLに出続けたのであった。すごい!というかしぶとい!毎年、今年は怪我人多いしヤバいんじゃないか?と追いつめられてから、サボり癖のある有能な会社員が自身に課されたノルマの辻褄を合わせるように、終わる頃にはあら不思議、4位以内に滑り込んでいたのだった。名人芸である。
  • しかし1996とかのあたりってプレミアからCLストレートインは1チームだけだったのに、時代は変わるものである。というか、PLは市場価値の成長度がエグい。スペインのリーガや、イタリアのセリエAと比べて放映権の分配が公平だから説を読んだことがある。多分いろいろなことに当てはまることなのではないか。日本経済も(Jリーグの話ではない)、格差を弱めて極力公平な所得にするというか、所得の中央値を上げるようにすると、経済活動が活発になって全体のパイが大きくなるのではなかろうか、と思ったりする。だって年収500万の人が車を1台持って食費を月5万、家電とか消費財を年20万、サブスク月5千円使うと仮置きして、年収1億の人が車20台持って食費を月100万、消費財年400万、サブスク月10万とか使うかな?CDや本やティッシュや洗剤を20倍買う?与えられた時間は同じなのに?ということで、極端な例外値を除外すれば所得は消費活動と比例せずに絶対に漸減カーブになってると思う。ピケティ先生の話じゃあないが投資に回っちゃうよね。中間層を増やすことの重要性。
  • ヴェンゲルさんに話を戻すと、CLで戦った19シーズンのうち、2003-2004シーズンから最後の2016-2017シーズンまで、なんと14シーズン連続でグループリーグを突破して決勝トーナメントに進んでいる。これも名人芸である。ヴェンゲルマジック。

14年連続決勝トーナメント行き
  • しかし、その14回中9回は、トーナメント初戦のベスト16で敗退させられており、そしてその敗退した9回のうち、6回はバルサバイエルン相手で、圧倒的に戦績が悪かった。天敵とは彼らのことである。そんな敬虔なグーナーの民の祈りを見たグーナー神が嘆き怒り、バルサを破産させたもうらしい。神は言われた。「バルトメウ社長~コウチーニョをたった1億4千万€で買ってきてあげたのねん~」「社長~グリーズマンもたった1億2千万€で買ってきてあげたのねん~」。アーメン。次はバイエルンに裁きを。これがグーナー黙示録である。「2月ですぞ~」
  • それにしてもアーセナルは、決勝トーナメントに進むこと14回中6回、グループリーグを必死に勝ち抜いたと思ったら、その後実に43%もの確率で、バルサバイエルンどちらかとの対戦を強いられ、敗北し続けたのであった。エンカウント率のバグとしか言いようがない。
  • でも、もしかしたら俺の印象が偏ってるだけかな?個人の主観印象と客観的な事実は案外違うって「ファクトフルネス」にも書いてあったしな、案外言うてバイエルンバルサにも善戦してたような気がするなと思い、天敵2チームとの決勝トーナメントでの戦績をまとめてみるとこうなりました。
     対バイエルン 8戦 2勝1分5敗 得点8 失点19 4度対戦4度敗退
     対バルセロナ 7戦 1勝1分5敗 得点8 失点17 4度対戦4度敗退
    どう見ても、二度見しても、忘れたフリして見直しても、悲しいかなそれは完全なカモであった。そういえばアンリやセスクを取られて、アーセナルバルセロナの下部組織とまでも言われてたのを思い出して腹がたってきた。それ言ってた奴もグーナー神の裁きに遭って桃鉄で毎回ビリになりますように(でも給与が渋いアーセナルが悪い)。
  • 今に残る印象もそうだが、改めて歴史を振り返ってみても、かの高名で美しく赤きヴェンゲルボールは、その都度、ゲームチェンジャー・メッシ時代のバルサ、暴力的なまでに屈強であり続けるバイエルンには通用せずに敗れてきた。ヴェンゲルさんがよくも悪くも芸術肌なのかロマン派というか印象派白樺派か知らないが、戦術的にはどこか放任的で、オラオラ系のヤカラ彼氏のように相手をあまりリスペクトすることなく、対策がそれほど緻密ではなかったせいだろう。当たって砕けろ、案ずるより産むがやすし、至誠天に通ず、趙雲子龍は満身これ胆であるを地で行く、そんな愚かで美しく清貧なヴェンゲルアーセナルを多くのグーナーは愛したのだった。
  • 一方、ノエル・ギャラガーマネーゲーム化するPLの状況について問われると「皆が車にガソリン入れるとシティが強くなるんだろ?最高じゃねぇか」と斬新な論理を開陳していた。

これぞリスペクトな一枚

 

スーパーミケルアルテタ

これはただのイケメン、just do ikemen

刀折れ矢尽き、体力の限界!気力もなくなりヴェンゲル千代の富士は遂に退任し、後任のエメリもアーセナルをCLに戻すことはかなわなかった。

そしてシティからやってきてくれたのがミスター問答無用こと、ミケル・”ノンネゴシエイタブル”・アルテタである。交渉人ではない。非交渉人である。そんな職業の人いてたまるか。ノースロンドン切り捨て御免。素行の悪い奴はフランスにローンという名の片道切符で切り捨て御免。

そんなアルテタは1年目2年目とPLでは結局8位に終わって、さすがにヴェンゲルさんほどのロケットスタートとはいかなかったが、初のトップチームコーチということで初々しく、なんだかんだ毎年成長がみられるところがよかった。アーセナルサポーターは偉大なるヴェンゲルさんの影響というか影を追ってしまうというか、短期的な結果で一喜一憂とっかえひっかえしたいわけではなく、長期的にチームを任せられるような人を望んでる人が多かった気がする。それが幸いした。

エメリ時代末期にボロボロだった守備(なんかカウンター志向ということで毎試合20本以上シュートを食らいに食らうノーガードサンドバックな有様で、オーバは生き生きしてキャリアハイの決定力を見せつけていたが、スタッツが見てられなかった)を、ダビド・ルイス、ムスタフィ、チェンバース、コラシナツという、書いてるだけで目まいがしてくる頼もしい面子しかいない状態にも関わらず応急処置で立て直したのは見事だった。その、炎上プロジェクトを鎮火する様子は新生FF14吉田直樹氏に見えた。

それからも3年ぐらいかけてゲンドゥージ、エジル、オーバといった実績のある問題児な自由主義者たちを徐々に構想外に追いやり、ウィリアンやセバージョス、タヴァレス、パブロ・マリといった失敗というか見込み違いというか、とにかくそういうそんなはずじゃなかった、サクラチェッカーで調べてから買えばよかったみたいな獲得事例を経て教訓を少しずつ得て、また、ティアニーやレノ、ベジェリン、ラカ、AMN、ウィロック、ロブホ、あるいはペペといった、いい選手なんだけど構想に合わなかったり、どうしてもトップオブトップにはあと一歩感のある選手だったり、いつか覚醒して高い値がつくかもなあ的サンクコスト塩漬けな選手を容赦なく損切りした。

その一方、大ヒットではあるトーマス・パーティが思いのほか、乗り心地は最高なのだが1年で3ヵ月乗ると故障する、年中整備が必要な大変貴重なロールスロイスであることがわかると、御眼鏡に適うだけの超高品質かつ人間性やロイヤルティも申し分ない品行方正なヤングプロスペクトたちを少しずつ揃えて、自由な校風から規律ある集団へとオーバーホールした。

ネグレクトによる物別れ一歩手前に見えたサリバは必殺の説得工作でしっかりキープして、いまやネクストVVDで大変ありがたいテキーラである。ライスだってウェストハムとの獲得交渉は難航して、いつものようにシティかチェルシーかに天然成分由来のパワーハイジャックされるんだろうなあと思っていたら、アルテタが大往生流奥義「説得」のヘッドショット一撃で、無事に獲得に至ったのであった。安心してください。非交渉人は交渉人でもあったのだ。

そうやって少しずつ高価な持ち駒を揃えて(サカやマルティネッリみたいな、タダみたいな状態から高騰し倒す変な仮想通貨みたいな大覚醒選手にも恵まれた)、ついには就任当初の堅守だけではなく、ペップシティ、クロップリヴァプールとも互角に与する耐プレス、ポゼッション性能、カウンタープレスを備えてチャンスクリエイトもできる、攻撃も魅力的なチームに育て上げた(波はある)。地味な堅守からセットプレイで沈める嫌らしい戦い方もできる。

サポートするエドゥ、クロエンケファミリーの功績も当然大だが、振り返るとベストのタイミングで就任してくれたのではないだろうか。

 

そんなアルテタはまだ若いと思っていたが、現代の名監督のCL初優勝時の年齢を調べてみた。

 

監督 チーム シーズン 年齢
ペップ バルセロナ 2008-2009 38歳
モウリーニョ ポルト 2003-2004 41歳
アンチェロッティ ミラン 2002-2003 44歳

 

アルテタは今年42歳だが、実績を残し続けたスーパー監督って案外それぐらいの年齢からスーパーであり続けたんだな。ともあれアルテタもこれから20年は指揮をとってほしいものだ。そしていつかアーセナルに悲願のCL優勝をもたらしてほしい。とりあえずその前にバルサバイエルンに借りを返したってほしい。クロップリヴァプール、ペップシティを破ったアルテタならできるはずだ。モウリーニョとも戦う機会がまたあればいいのだが。

ヴェンゲル・ファーガソン時代より、いまの方がというか、いまのPLが異常に過酷な競争性があるし、そんな中でコーチとして成長して結果を残したアルテタは大したもんだと思う。昨シーズンは大躍進で2位となったが、正直今シーズンはアルテタ初のCL挑戦を兼ねるシーズンなわけだし、チームマネジメントに苦労してもっとフォーム崩す可能性もあると思っていた。でもシーズン折り返しでまだ2年連続優勝争いをできている。

言うまでもなくアカウンタビリティ・人格にも立派なものがあるし、これから先もし多少成績が下がることがあろうとも、ヴェンゲルチルドレンの一人として、アーセナルで末永くがんばってほしいなあと思った。

桃太郎ジーンズを新調した

10年ほどお世話になった桃太郎ジーンズを新調した。

 

T0206SPZ 干支ジーンズ2024(辰)

特にデニムが趣味というわけではなく、深い造詣もない。

新調したのは干支ジーンズの2024辰年モデル。

干支ジーンズは去年2023年兎モデルもなかなか良くて、買おうかなと思いつつ迷っているうちに瞬殺で逃してしまった。

わたしの干支は辰年でもなんでもないのだが、自分の干支が良いデザインや仕様(シルエットや生地等、仕様が毎年違うため)になるとは限らないので、買いたいタイミングがたまたま今だったということで買うことにした。

 



10年履いた桃太郎ジーンズ 0205SP

10年ぶりと言っても正確には「15.7ozのヘヴィーオンスのデニム」が10年ぶりで、10.5ozのデニムなら途中で一本追加している。夏に15.7ozは重くて。

が、2014年2月に買った一本、0205SPはとにかくよく履いたなあ。

・これを履いて飲み会に行き
・これを履いて図書館に勉強に行き
・これを履いてラブホテルで逢瀬を重ね
・これを履いて自転車に乗り
・これを履いて吉祥寺や新宿をうろうろした

本当に外出時はいつもこれを履いていたと思う。それを言うにはとうが経っていたが、それでもちょっとした「青春と共にあった」感がひしひしとある。

デニムって丈夫だし、生地の使用感/消耗度が良い感じになるという珍しいアイテムなので、実際10年使うものだなあ。

そういう意味でまだ履けると言えば全然履けるのだが、10年経ってウェイトが増したことで、ちょっとキツくなってしまったのであった。

 

 

 

服についての購買行動として、考えてみたらリピート買いってあんまりない。嗜好も変わるしブランドの閉鎖や路線変更、デザイナーが独立やら流行りなんかもあるためだが、だから自分としては大変珍しい。

10年前の2014年2月になぜ桃太郎ジーンズを買おうと思ったのか思い出してみた。

確か、仕事中に別のデスクでリゾルトかドゥニームだかの雑談が聞こえてきて、それで当時のほどほどの給料の中で、そういえば俺も一本ぐらいいいの買ってみようかなと思ったのがきっかけだった気がする。

中途採用で入ってきた方(Fさんとする)が「**さんが履いているそれってドゥニームですか、いいですよね僕も好きなんですよ」的な話をしていた。

何でそんなディティールを覚えているかというと、そのFさんは残念ながらあまり仕事の評価が芳しくなく(転職あるあるだが、こういうのは現場現場で相性があるからしょうがない)、おじさん社員であるということもありちょっと冷たい目で見られていて、そんな彼が本人的にはタフであろう状況の中、一回り下の若くて力量のある社員に共通の話題ネタでコミュニケーション仕掛けているところが、自分だけだと思うが少しばかりの痛々しさというかブルース感というか、形容しがたい空気が印象に残っていたのかもしれない(もちろんFさんは1年も経たずに去っていった)。

 

 

 

ともあれ、当時はエヴィスジーンズを街中でよく見た気がする。カモメペイントの。桃太郎ジーンズは当時まだ創業10年も経ってない新進気鋭の扱いだったような。まあでも出陣ペイントかっこいいなとかそんな感じで青山店(と言いつつ最寄は表参道駅)で試着したりなんかして気に入って買い求めたのであった。

2万ぐらいのデニムってどんなんじゃろうと思って買ったが、ジンバブエコットンの履き心地が柔らかく、大変気に入った。何につけ違いのわからない男(内村さん「料理の良しあしわからない」by大竹さん)ではあるのだが、それまで中学ぐらいからちょいちょい買ってきた、ジーンズメイトやらユニクロやらで買ってきたものたちとは、履き心地がちょっと違うな!これはいいものだな!感は自分なりに感じられた。

この10年の間にはNudie Jeansも買ってはみたのだが、しっくりきたのはこの桃太郎ジーンズの0205SPだけだった。定価22,000円の消費税が5%で23,100円だった0205SPは、いまは定価29,700円の消費税が10%で32,670円する!(いいものですからね)

 

 

 

桃太郎ジーンズと言えば、鬼越トマホークの坂井さんもよく履いてらっしゃる。鬼越はざっくりハイタッチで出てきた頃から好きだったので、ライブで見たときはちょっと嬉しかった。鬼越トマホークで言うと高円寺店も一回行ったなあ。S0205-MSPだかの限定モデルが欲しいなあと思って探してた頃。高円寺店の店員の方、ハマオカモトに似ていていい人だったな。今度なにか買うことがあれば高円寺店で買いたい。

 

 

 

デニムの買い物でまた思い出した。あれは高校の頃だったか、背伸びしてファッションに興味を持つようになり、札幌のBEAMSで物色して白いデニムを買ったことがあった。聞きたいことが合って店員を呼んで試着ついでに質問しようとして、いまみたいに予めネットで情報を集めて臨むみたいなことができなかったので、どこか要領を得ない質問になっちゃたんだな、ふわったした感じの。するとそのサーファー風の兄ちゃん店員が一言、

「は?」

と、プチ威嚇プチ圧な返しをしてきて、面食らったのを覚えているw 小藪さんのエピソードトーク風の「は?」ではなく、カメラ回ってないところで品川さんが山ちゃんに言ってそうなトーンの「は?」だった。

久しぶりに思い出したけど、あれは不愉快だったなあw あれなんだったんだろうな。そんなやついねえよな!あいつなんなんだ。帰れ!(オードリー若ちゃん風)

結局そのときは確か買ったけど、あまり気に入らず、箪笥の肥やしになった(あのオレンジ色のショッパーだけたまに使ってたか)。

以降BEAMSには悪い印象を20年以上持ってるし、何も買ってない。

 

 

 

閑話休題

比較その①

比較その②

 

 

 

今回デニムをリピ買い(厳密には完全な型番リピ買いではないんだけど染色については同じ特濃インディゴブルーデニム)してみて、あれ?元々こんな色だったっけ?となって新鮮だ。こうやって比べてみると、しっかり色落ちしていい感じになるものだなあ。

これから先また10年履くことになるのだろうか。

そしてまたいまのことを思い出したりするのだろうか。

長く使えるデニムには人生が濃密に詰まるなあと思ったりなんかした。

2023年に観たお笑いライブ

備忘録的に今年観たお笑いライブを整理。

家計簿から転記してるため、表記ゆれはご愛敬。

本当は演者がかけた熱量からして、一本一本ライブレポとまでは行かずとも、まとまった感想を書きたいところだが、アウトプットの余力が全然なかった。

 

1月

  1. 2023/1/1    マヂカルラブリーno寄席(★配信)
  2. 2023/1/7    蛙亭no寄席
         @渋谷:ムゲンダイホール
  3. 2023/1/22    つぶぞろい2023 ~みんな売れて大復活ライブ~ in 草月ホール(★配信)

 

2月

  1. 2023/2/8    山里亮太の不毛な議論 presents 他力本願ライブ6
         @渋谷:LINE CUBE SHIBUYA
  2. 2023/2/9    ちゃんKOOお笑いライブ
         @渋谷:TOKYO CULTURE CULTURE 
  3. 2023/2/9    JUNK20周年記念イベント おぎやはぎのありがとうびいき(仮)(★配信)
  4. 2023/2/15    THE SECOND選考会 東京一日目14:00の部
         @茅場町東京証券会館
  5. 2023/2/15    THE SECOND選考会 東京一日目18:00の部
         @茅場町東京証券会館
  6. 2023/2/20    東京15期未解決事件(★配信)
  7. 2023/2/26    ベストフレンド~羽伸ばしトーク
         @渋谷:ムゲンダイドーム ステージⅡ
  8. 2023/2/26    蛙亭新ネタライブ
         @渋谷:ムゲンダイホール

 

 

3月

  1. 2023/3/1    全日本ヤングコントファンクラブ
         @新宿:紀伊國屋ホール
  2. 2023/3/5    全日本コントファンクラブ2023 MOYO -ストライプの回-
         @新宿:紀伊國屋ホール
  3. 2023/3/5    東京03+CreepyNuts FROLIC A HOLIC in 武道館
         @九段下:日本武道館
  4. 2023/3/17    蛙亭結成10周年記念なんばグランド花月単独ライブ
          @難波:NGK
  5. 2023/3/18    NGK本公演
          @難波:NGK
  6. 2023/3/26    マヂカルラブリー単独ライブ2023「まるで成長していない」
          @新宿:ルミネtheよしもと
  7. 2023/3/27    THE SECOND 予選観覧フジテレビ(★番組観覧)
          @フジテレビ湾岸スタジオ

FROLIC A HOLIC武道館は本当に圧巻の内容だったのでブルーレイも買った。今年イチのライブはこれかなあ(チケット価格的にも)。

NGK初めて行ったけどさすが見ごたえがあった。というか西川きよし師匠の漫談が凄かった。村上ショージさんもそうだけど、TVで天然・スベり芸扱いされてる師匠って実力半端ないな。

THE SECONDの予選ノックアウトラウンドはなかなか得がたい体験だった。

 

4月

  1. 2023/4/1    ∞ホールライブ
         @渋谷:ムゲンダイホール
  2. 2023/4/8    山里亮太の140 千葉公演 ~遠くで汽笛を聞きながら~
         @検見川浜:千葉市美浜文化ホール
  3. 2023/4/9    オズワルドのネタおろしそハンバーグ
         @有楽町:よしもと有楽町シアター
  4. 2023/4/12    蛙亭新ネタライブ
          @渋谷:ムゲンダイホール
  5. 2023/4/16    バカリズム単独 fiction
          @赤坂:草月ホール

山ちゃんの140は2020年以来だったけど内容全然一新されててマジすごい。

 

5月

  1. 2023/5/4    シンクロニシティ初単独ライブ「おわりのはじまり」
         @赤坂:赤坂レッドシアター
  2. 2023/5/16    ランジャタイヨネダ2000
          @有楽町:有楽町朝日ホール
  3. 2023/5/21    空気階段 第6回単独公演「無修正」
          @池袋:東京芸術劇場 プレイハウス

シンクロニシティの単独はよかったなあ。と思い出している矢先、2024年2月の単独の先行抽選に外れた!

空気階段の無修正で、初めて東京芸術劇場プレイハウスを利用したけど、開演前に舞台幕の写真撮ったらスタッフに注意された。色んなライブ行ったがこれが唯一。さすが格調高い。

 

6月

  1. 2023/6/5    オズワルドのネタおろしそハンバーグ
         @有楽町:よしもと有楽町シアター
  2. 2023/6/9    地球大爆発(★配信)
  3. 2023/6/17    阿佐ヶ谷姉妹単独
          @渋谷:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
  4. 2023/6/18    よしもとお笑いライブin市川
          @本八幡市川市文化会館大ホール
  5. 2023/6/24    ヨネダ2000単独ライブ「ハイコー・ポキムライヴ!~東京ポ~」(★配信)
  6. 2023/6/25    大自然単独ライブ 最高の瞬間に悪魔は住んでいる
          @渋谷:ムゲンダイホール

 

7月

  1. 2023/7/1    東野vs鬼越トマホーク
         @有楽町:よしもと有楽町シアター
  2. 2023/7/2    吉田豪vs鬼越トマホーク
         @有楽町:よしもと有楽町シアター
  3. 2023/7/9    蛙亭単独 ベルセルクブレイズドラゴン
         @新宿:ルミネtheよしもと
  4. 2023/7/15    吉住第6回単独公演「ティーカップを、2つ」
          @赤坂:草月ホール
  5. 2023/7/16    囲碁将棋&マシンガンズツーマンライブ 乱れ打ち
          @赤坂:草月ホール
  6. 2023/7/22    トムブラウン単独 がちょん十二郎
          @銀座:博品館劇場
  7. 2023/7/29    ヨネダ2000-1グランプリ
          @有楽町:よしもと有楽町シアター

東野vs鬼越トマホーク、よかったなあ。定期的にやってほしい。

吉田豪vs鬼越トマホークの方は、金ちゃんがすぐ「豪さん、まだあまり言ってない話でなにかないですか」の連発で、ちょっと吉田豪さんに負担高すぎだったように思った。鬼越はもう売れっ子になってリスクあるトークをしなくなって寂しい。守るものもあるし、しょうがないのだけど。

吉住の単独、今年初めて行ってみたら、TVで観ての想像よりもクオリティがすごかった。さすがあの宣材写真なだけある。これは次回以降も行きたい。

 

8月

  1. 2023/8/5    中川家特大寄席2023
         @新宿:ルミネtheよしもと
  2. 2023/8/6    バナナマン単独ライブ O 配信(★配信)
  3. 2023/8/7    オズワルドのネタおろしそハンバーグ
         @有楽町:よしもと有楽町シアター
  4. 2023/8/26    ぼる塾単独ライブ「食卓」in東京
          @新宿:ルミネtheよしもと
  5. 2023/8/30    あちこちオードリー オンラインライブ(★配信)

ここらで、よしもと有楽町シアターが閉館。有楽町行く機会が減って寂しい。

中川家特大寄席は本当に最高。毎年当選したい。

ぼる塾の単独は、前回よりもちょっと短めだったので少し思ったよりも…という感じだった。まあ前回がボリューミー過ぎて高負担だったのかもしれない。

 

9月

  1. 2023/9/2    古舘伊知郎トーキングブルース 現代の信仰
         @新宿:紀伊國屋サザンシアター
  2. 2023/9/9    十九人単独 FUNK
         @新宿:プーク人形劇場
  3. 2023/9/21    『キングオブコント2023』準決勝
          @都立大学めぐろパーシモンホール

恥ずかしながら初のトーキングブルース、最高だった。これも次回以降絶対行きたい。これを見て若き日の山ちゃん若ちゃんが衝撃を受けたのだな。そして一人話芸の後継者としての山ちゃんの理想はこれなのかと。

十九人の単独も凄いよかった。これも次また行きたい。

キングオブコントの準決勝は日本最高のお笑いライブというオークラさんの話に納得。M-1と比べてKOCのレベルの上がり方って異常。M-1はちょっともう現状維持モードになってきた感がある。

 

10月

  1. 2023/10/2    オズワルドのネタおろしそハンバーグ
          @新宿:ルミネtheよしもと
  2. 2023/10/13    タイタンシネマライブ(★LV)
  3. 2023/10/16    ナイツ独演会 実況の人が『そうですね』ばっかり言うでしょう
          @国立劇場
  4. 2023/10/19    岡野博覧会
          @赤坂:草月ホール
  5. 2023/10/20    8・20金属バットvs東京ダイナマイト ワンマッチ興行
          @新宿:ルミネtheよしもと

まさかの岡野博覧会第二回。千秋楽に行くつもりが、まさかの金属バットvs東京ダイナマイトのリスケ公演と被るというピンチに。運良くチケット交換できる方がいて本当に助かった。そして岡野博覧会は最高だったので次回以降も行きたい。

オズワルドの新ネタライブはいったんこれで終了とのこと。来年はまた単独を、と言ってたので楽しみ。しかしこの新ネタライブ、毎度ゲストが実力主義な感じでよかった。

 

11月

  1. 2023/11/11    マイナビ Laughter Night 第9回チャンピオンLIVE〔東京〕
          @神保町:日本教育会館 一ツ橋ホール
  2. 2023/11/13    空気階段の大踊り場
          @銀座:銀座ブロッサム
  3. 2023/11/15    ウエストランド単独ライブ FANG
          @赤坂:草月ホール
  4. 2023/11/23    銀シャリ15周年+3ツアー 不思銀の国のシャリス
          @有楽町:有楽町よみうりホール
  5. 2023/11/24    東京夜光花
          @渋谷:ムゲンダイホール

大踊り場最高だったな。ひとつのフィナーレを迎えたといった感じ。

このあたり本当はM-1の準々決勝とか3回戦とかいきたかったんだけど、仕事が多忙で予定調整できずに断念。せっかくM-1サポーターズ入ったのに意味なかった。

 

12月

  1. 2023/12/7    M-1準決勝(★LV)
  2. 2023/12/16    東野幸治vs山里亮太
          @赤坂:草月ホール
  3. 2023/12/27    ライブ!!今月のお笑い2~王者の1年、どうだった?~
          @新宿:シアターマーキュリー

はじめて東野vs山里が、機材席の一般でチケット取れた!なんかこのライブだけ4回連続で外れてるんだよな~。FANYプレミアム会員なのに。内容はノー配信のシークレットにするだけあるめちゃめちゃ濃厚なトークライブで大満足だった。こりゃ次回以降も行きたくなるし、倍率上がる一方だなと思った。あと山ちゃんやっぱトークネタすごくって、これすべらない話でたら毎度MVSだよなあと思った(まあネタチョイスや尺の面で難しいのかもしれないが)。

あとシアターマーキュリー、はじめていってみたけど、2時間超えのライブだと椅子がお尻痛くなったw

 

 

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というように、今年は配信8本、LV2本、劇場系50本の計60本のお笑いライブを観たらしい。草月ホール6回は多いな。あと今年寄席に行けてないな!

とは言え月5本ペースだからなかなかである。お笑いファンって一般にどれぐらい観てるもんなんだろうな。もちろん劇場のライブだけがお笑いではないが、やっぱお金を払って観るライブというのは芸事の基本な気がする。

来年もよいライブを楽しみたい。

2023年に買った本

備忘録的に今年買った本。新刊は少な目。

時系列順に並べるとあまりにも味気なかったのでカテゴリ別に。

 

塩野七生さん

塩野七生さんの本は文体が格調高い感じで、寝る前に読むのに本当にちょうどいい。十字軍物語は読みごたえがあった。何分受験が日本史なもので、その辺り不案内過ぎたのでとても良い解像度だった。その補足的にも読もうとしたコンスタンティノープルの陥落は、フィクションフィクションした文体で読みにくかったな。ギリシャ人の物語は最後の長編になるのだろう。寂しい。

 

橘玲さん

  • エリック・バーカー著 橘玲監修「残酷すぎる人間法則」
  • 橘玲「スピリチュアルズ」
  • 橘玲「世界はなぜ地獄になるのか」小学館新書
  • 橘玲「人生は攻略できる」
  • 橘玲「シンプルで合理的な人生設計」
  • 橘玲・安藤寿康「運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」」NHK出版新書

ついつい買っちゃう橘玲さん。タイトルに品がないというか恥ずかしいものが増えてきた気がする。最後に読んだ共著は「橘さん露悪的な極論言ってますけど、そこまでのもんじゃないですよ」といいう学者的良心によるフォローがあって橘さん愛読者としてもハッと気づかされる一冊だった。

 

 

村上春樹さん

久しぶりの長編だった街とその不確かな~は1Q84以来で久しぶりに面白かったな!と思える長編だった(マイベストはねじまき鳥クロニクル)。エッセイ系は文庫でも持っていたがKindleのセールで再購入。iPhoneKindleアプリで移動中や待ち時間に読むのにちょうどいい。ザ・良質なエッセイ。

 

 

世界史・日本史

フランス革命がとにかく面白かった。ヨーロッパってずっと戦国時代みたいな感じでとても面白い。そりゃそれだけ競争してれば発展もする。呉座さんの本も基本毎度買ってるけど、どの著作も「XについてAという説があるが、Bという説もある。それに対してC説が」みたいな感じで、諸説を整理する誠実な内容なんだろうけど正直読みにくい。脳のメモリが少ない身としては毎回結論なんだっけ?となる。もちろん、乱暴に自説を断定口調で書くような歴史作家へのアンチテーゼなんだろうけど。

 

 

お笑い(タレント系)

今年はなんだか芸人さんの本をよく買う一年だった。とかくネットにお笑い論が溢れているので、やっぱ生の一次情報に触れないとな的な内的流れかもしれない。あと、そもそも本は文庫/新書以外かさばるので基本買わない消費方針なのだが、割り切ってこれ系の本はKindleで買う!と決めたことで結構買うようになった。中でも酒寄さんの文才は凄かった。松ちゃんのはもちろん30年ぶりぐらいに急に読み返したくなった。

 

 

お笑い(非タレント系)

  • 谷良一「M-1はじめました。」
  • 読む余熱 VOLUME 8
  • 中村計「笑い神 M-1、その純情と狂気」
  • 大﨑洋「居場所。」
  • 本多正識「1秒で答えを作る力」
  • 山田ナビスコ「東京芸人水脈史 東京吉本芸人との28年」
  • 安島隆「でも、たりなくてよかった たりないテレビ局員と人気芸人のお笑い25年“もがき史“」
  • 佐久間宣行「脱サラパーソナリティ、テレビを飛び出す~佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)2021-2022~」

佐久間さんは番組本なので微妙なところだが、ともあれ、芸人さん本人だけではなく、業界の方々の本もよく読んだ一年だった。どっちかというとこちらの方が、タレントがその立場上、トーク番組やエッセイでは言えないことだったり、また、そもそもタレントの目線からは見えない観点の話が多くて、読んでいて周辺知識が埋まる感じでとても面白かった。谷良一さん「M-1はじめました」中村計さん「笑い神」、安島隆さん「でも、たりなくてよかった」は特に面白かったな。「M-1はじめました」は、M-1ファン全員読んだ方がいい一冊だと思う。

 

 

フィクション

フィクションというか、急にちょっと国内文学を読む気になった。それで毎夏の新潮文庫のプレミアムカバー選のやつを。

 

その他ノンフィクション

 

オードリーANNの東京ドームライブ落ちた!

  • 時間が経てばやがて感情が薄れそうなので備忘録的にメモしておく。村上春樹は文章を書くことがセラピーになる的な話を書いていた気がする。
  • チケットぴあで四次にも及んだ抽選全てに落選して、オードリーANN15周年記念の東京ドームライブを現地で観ることは実質的に無理になった。一般先着は毎度チケットぴあは即落ちするので、この手ので取ることはまず不可能であろう。
  • 半年前ほどに、ドーム埋まらないかも・ドームに行こうキャンペーンに乗って、行く気満々で宣伝Tシャツ着ては夏に近所のスーパーに買いものに行ったりしている場合じゃなかったw(冗談です)

 

懐かしのシール配布

 

ちょうどCMも収めることができた

 

  • Xを見ていると落選者のネガティブな感情(落選するならグッズ買うんじゃなかったとか、なんで埋まらないと煽ったんだとか、ラジオ聴く気なくなったとか)がどうしても目に入る。そしてそれに対する注意的反応も当然ある。
  • それだけリスナーの「生活」に根差した各自思い入れの深いラジオなんだろうなと思った。神格視されたアーティストやアイドルのありがたいご高説を拝聴するのではなく、若林さん春日さんのその週のエピソード、ハンバーグのつなぎと謙遜していた描写力の感情の揺れと笑い。その生活感はまさに一人一人の人生に共鳴する、ワーキャーではない深いグリップがあった。

 

東京ドームにも事前偵察と証して行ってみた

1塁側の広告も見た

 

  • しかし記憶では企画当初、青銅さんですら2~3万はいくかもしれないけどそれ以上は…的予測だったかと思うので、我々視聴者より間違いなく多くの確実なデータ、聴取率radiko/spotifyの視聴データ、グッズの実績数等々を持っているスタッフがそう思った(5年前の武道館は2.2万動員できたけど、ドーム4.5万はさすがに埋めるの簡単ではない)ということで、いまの応募者殺到で落選多数の状況はオードリーおよび番組チームの誰も予想できなかったのではなかろうか。

 

  • もちろん、予想できなかったは言いすぎにしても、それは大分確度の低い楽観シナリオだったのではないか。なので、いまの時点で「だから最初から4万5千人キャパでも争奪戦になると思った!」は、よほどの根拠がない限り事後諸葛亮感がある。
  • 実際武道館動員数やあちこちオンライン、たりふた配信、若ちゃんnoteの購読数からするとその辺(2~3万)がコア層の見込み数字に近いと思うし。今回落選多いのは勝手な推測ながら、この5年間でオードリーANNの視聴者数が増えたというよりも、日向坂や星野さん層ほかからの「ついで」的なファン(推しの推しだから好き層)の応募が思いのほか多かったんじゃないかなーと(もちろん違うかもしれません)。

 

  • そしてそれはもちろん全く悪いことではない(私だってひな会い毎週観てるし)のだが、それによって割を食ってしまったのが運悪く落選したコアなファン層だったりするのではないか(繰り返しになるが、あくまで勝手な推測です)。
  • 15年前の番組当初から聴いてたという人が落選したという嘆きポストを見ると、トップアイドルのライブも倍率高いししょうがないよね、とかでは片づけがたい憐憫というか悲しい気持ちになる。それとはちょっと違うんだよな的な。

 

試合後、モグライダー、ママタルト、ケビンスのミニライブがあった

 

  • ともあれ、こういう状況になったのであればやはり、次また5年後やるであろう20周年記念ライブ、あるいはLIGHTHOUSEで語っていた(本当に実現するのか不明だし、いま目の前のドームに専念中の方たちにその先の話なんて失礼な話だが)毎年武道館があるのだとすれば、それに向けて番組ファンクラブ(年契型の)なんか作ってほしいと思った。お笑い系でも三四郎ANNとか、アメトーークCLUBとかM-1サポーターズとか、コアなファン層がそれなりにマスボリュームになってそうなコンテンツはそうなっている。同じくチケット争奪戦の東京03ファンクラブなんかもそうか。

 

  • まあファンクラブ運営はファンクラブ運営でコア層囲い込んだ閉鎖的なスタンスの印象もなくはないのでオープン性とのバランスが難しいところだと思うが、少なくともその方がコアなファン層が救われる確率は高くなるだろうと思った。その一方それでチケットご用意されなくてふざけんな!と怒りの頂点パターンもあるけども。
  • また、そもそもファンクラブを作ったとて、そこにコンテンツを用意する余力が御多忙のオードリーやANNスタッフにあるだろうか。まあそれはいまやってるようなドームへの道Youtubeぐらいの感じでいいのか。

 

  • さて、ライブビューイング(以下LV)はこれまでさよならたりふたや、バナナマン単独、handmadeworks、M-1準決勝、タイタンライブなんかで楽しんできたが、LVはLVなりの良さがあったりする(軽食食べながら楽しめるとかスクリーンの視認性が最適なのでアリーナ遠目の席よりはかえって見やすかったり。もちろん家計にも優しい)し、お笑い系ライブの現地参戦の臨場感が10~7(席次第)、配信が1だとしたらLVは5~3ぐらいはある(個人差はあれど私的に)ので、まあ現地落選組も今からそんなガッカリせずに、がんばって切り替えて楽しんでいきましょうよと思う。グッドルーザー。
  • 時間が経ってみると、5年前に運良く現地で観れた武道館も、2019年にLVで観たさよならたりないふたりも同じぐらい良い思い出だし、どこで見たかも確かに大事ながら、ライブで受け取ることになる、そのとき何に心を動かされたのかという個人的感動は、必ずしも場所だけで決まるものではないのではなかろうか。俺は現地で観たぜマウントを執拗にしてくるような変な人が近くにいれば別かもしれないけど、まあそういう人は善良なLTの中にはいないんじゃないか。

 

 

当然宣伝シャツ着て行っていた(後ろのコピーを見るとoasis長嶋茂雄だったのかw)



  • 転売問題については、同行型の規制までは難しいが電子チケットになって、単純転売は大分マシにはなってると思う。特によしもと(FANY)の人気公演(空気階段とか)で導入している、LINE連携型の電子チケットは相当転売が難しくなったと思う。チケットぴあのCloakはそれよりはやや劣ると思うがまあ紙チケよりは遥かに転売しにくくなったと思う。まあそれはそれにしてもケイダッシュニッポン放送から厚顔な転売サービスにクレームを入れてみて経緯を公表して消費者庁マターを試みてみるなり、強めのスタンスを示してもらえると留飲下がるのになあとは思う。
  • あとは電子チケットがマイナンバーだったりの個人認証とも連携させることができれば大分鉄壁なんじゃなかろうか。まだテクノロジーが転売を、向こう10年でより駆逐する余地はありそうな気がする。

※20231209追記

誤解していたが、チケットぴあだし、抽選申込時に同行者の氏名電話番号入力もあったので、てっきりチケット用意はMOALA電子チケットと思っていたところ、普通に紙チケらしい。それはさすがに・・・と確かに思う。バカリ単独の草月ホールから東京03+CN武道館フローリックアホリックまで、先行抽選が発生する程度に高倍率のお笑いライブは、キャパの大小関係なく電子チケ導入してるケースが多かった。

となると逆に電子チケにしない理由が気になる。

①手数料負担説。MOALAにすると諸々で開催側が手数料として仮に1人あたり300円かかるとして4.5万1,300万ほどかかる。確かに大きいが、それを見越したチケ代設定にするなりできるはず。

②やはり現状の入りを想定してなかった説。上述の通り、そもそも埋まるのがやっと=転売の余地なんかほとんどなかろう、とANNチームからぴあに発注する時は思っていた(ここまでの倍率という事情が判明したのは結局一次の先行抽選開始後だから)のだろう。また、チケットぴあのシステムも、受付開始後でのMOALA変更ができない仕様になっている(のだろう)ため、結果的に有効な転売対策ができない状況になった。

③入場対応負担説。4.5万人に入場時電子スタンプとか電子チケ用対応すると客入れの時間が長くなるなど色々不都合。でもこれは紙と電子でそんな変わらんと思う。電子チケのデメリットに客の端末トラブルやネットワークトラブルがあるが、佐久間さんのラジオイベント東京国際フォーラム(5,000人規模)でも、そういうトラブル用のぴあ出張窓口みたいなものは設けられていた。

と考えると、まあ②なのかなと思う。そうすると、一次二次三次と先行抽選の結果が出て、思いのほかの高倍率であることがわかるにつれ、転売対策が問われるようになったが、後追いでは対応が難しいのだろう。ということで結局需要の見積りをミスったということが諸事の要因になるか。結果論ではあるが。

追記ここまで。

 

  • ということで、まーとは言え現地にいけないのどうしても凄く残念だし、しばらくは番組中でドームライブの話を聞いても少し苦い気持ちになるかもしれないが、チケット当選した4.5万人はそりゃあ楽しみだろうし(そっち側になっていた可能性だってあった)、まあ時間が解決すると思って、腐ることなく(チェだぜ!)来年2月18日までにはしっかりLVで楽しむ気持ちができてるといいなあと思う。LVはさすがに場所を選ばなければどこかしらでは観れると思います!

MarshallのActon IIIを買った

  • 自宅デスク周りのネットワーク音楽再生環境として、2016年からBoseのSoundlink mini IIを7年ほど使ってきた。
    • 2016年当時、iPhoneなんかからスピーカー再生したい場合のファーストチョイス的な評価だったと記憶している。それでまだ第一線で売れてるロングセラーだ。

Bose Soundlink mini II ちいさくてパワフルなやつ。ちいパワである。

 

  • マンション暮らしであり、大音量で鳴らすこともないため音質的には不満はないのだが、過充電防止の仕様が結構キツくて、特段あちこち持ち運ぶことなく据え置きネットワークスピーカーとして使っていると、すぐに過充電防止が有効になって、充電ができず、48時間放電が必要になってしまう。
    • 「Soundlink mini II 充電できない」などとググると情報がヒットすると思うが、要はケーブルに繋いでも充電ができなくなってしまう。
    • これは故障ではなくバッテリーを保護するための仕様なので、Boseに修理依頼出して直るようなものではない。ただただバッテリー残量がゼロになり、応答がなくなるのを待ったのち、それから48時間放電しないと、再度充電することができない。
    • ただ、この機種は2019年にspecial editionというのが出ていて、接続端子がUSB microBからUSB-Cに変わっている。そちらが同じ仕様かは不明(多分同じなのではと思う)。
  • 使いたいときに使えないというのは結構ストレスなもので、バッテリーの劣化なのか、ちょっとここ最近その症状に陥る頻度も上がってきたため、買い替えることにした。7年使ったし減価償却した。
  •  リプレイス製品の希望条件としては…
    • もう充電タイプのBluetoothスピーカーはコリゴリ。
      • 結局リチウム充電が内蔵されてる機器は、メーカー問わずこれ系トラブルからは逃れられないのではなかろうか。
      • なので完全ワイヤレスイヤホンも基本、消耗品と思っている。
    • スマートスピーカーが大流行だが、メーカーが情報収集を何でもやりそうで信用していないため、AIアシスタント非搭載の機種がいい。そもそもSiriですら使わないんだし無用。
    • AUX接続とBluetooth接続両方使えて、かつ切り換えが容易。

 

  • 以上を条件として検討した結果、MarshallのActon IIIを買った。Marshallの非モバイルスピーカーラインの最小タイプ製品である。

Marshall Acton III シーサーちゃんが2体も乗れる堅牢なボックスっぷり
  • 私が若い頃、バンドやってたときは、こじゃれた音楽の方が好きだったため、アンプもローランドのジャズコーラスの方が好き(いまもそうだと思うが貸しスタジオに置いてあるアンプは大抵マーシャルとJC-120だった)で、ジャズコーラスのネットワークスピーカーも製品化されているようで検討候補に挙がったが、どうも評判が悪かったw(し、生産中止らしい)。
  • 時を経ていま改めて見るとMarshallかわいい。映えるものは悔しいがよい。
    • 他のカラーもかわいかったけれど、やっぱMarshallは黒だろう!
  • 最も気にしていたAUXとBluetooth接続の切り替えも楽なので、いまのところ快適に使えている。
  • 一点だけ、仕様のディティールな部分で、Bluetooth接続が先勝ちのようだ。
    • BoseのSoundlink mini IIの場合、ちなみに私の部屋ではiPhoneと、据え置きモニタ状態にしているiPadの両方を使うのだが、iPhoneで音楽再生している状態で、iPadYoutubeを起動すると、後勝ちで、後で操作した側をソースに自動切り替えできたが、Acton IIIは先勝ちで、左記例の場合、後続操作のiPadでは操作できない(再生ボタンを押しても受け付けなかったりする)。
    • これはちょっと不便だった。まあ、つまりソースを切り替える場合は、再生中のものを一度止めてから、というステップが挟まるだけではあるが。

 

構成図
  • 本当はレコードプレイヤーも欲しいし、ネットワーク機能付きのプリメインアンプ+ブックシェルフスピーカー構成も考えたが、ちょっと今年は予算の捻出ができず。
  • また5年ぐらい経って、なんか不都合がでてきたり、あぶく銭が入った日には、こんな構成にしようと思う。

構成図

 

 

THE SECONDノックアウトラウンド予選観覧に行ってきた

2023年3月27日におこなわれた、THE SECONDノックアウトステージ32→16 AブロックBブロックの観覧に行ってきた。

お台場おのぼりさん

以下、ライブレポというよりレア体験備忘録(もちろん機密保持等に抵触しない程度に)。

 

観覧抽選について

  • ノックアウトステージの観覧客については、茅場町ほかで開かれた選考会(一次予選:130組超→32組)の観客からの希望者抽選だった。
  • 私は初日の2回分の選考会に行ってきて、それぞれで観覧応募用紙に申し込みをしてきて、それが観覧に当選した形。
  • 選考会は全部で東京6回大阪2回の合計8回で、ランジャタイとか人気高い芸人が集まって完売になった回とそうではない回があったので、均すと各回に客は100人ぐらいな気もするが、会場キャパ的には埋まったら300人超とかなので、案外1,000~1,200枚ぐらいは捌けていたのかも。
    • ただ、その中でさらにまた、平日のノックアウトステージの観覧希望となると、実際の希望者は8割ぐらいとかになるのかなあ。
  • 結果から言うと、観覧客は各回100名(+予備に若干名)という感じだったので、32→16ラウンドの観覧回数が計4回と考えると当選者は400名で、大体50%ぐらいの確率の当選率だったのではないか。
    • 大阪のお客さんの東京への観覧希望は低そうな気がするので、東京組で考えるともうちょっと、案外60~70%ぐらいは当たったのかもしれない。
  • ここでお目当ての芸人さん的なことを述べると、特に好きなのは東京ダイナマイトマシンガンズ、金属バット。
  • ほかにも虹の黄昏レイザーラモン、プラスマイナス、イシバシハザマ囲碁将棋、なすなかにし、ランジャタイ、スピードワゴン三四郎ダイノジロケット団、Hi-Hi、テンダラーなんかも好きで、割と主義と節操のないお笑いファンである。
    • ちなみにいまのところ今年ベストライブはFROLIC A HOLIC武道館。

 

 

 

初のテレビ局観覧

  • 恥ずかしながら初のTV局での観覧だったが、大人の社会見学な気分だった。

    • 観覧応募にあまり興味なかったし、応募したとておっさんって声質的にまず当選しないから。
  • 通路からスタジオまでの移動の間、おーこれがセットかー!ここが大道具搬入口か?!とか、なんか昔めちゃイケの局内取締りコントでここ使ってた気がするなーとか、ここを片岡飛鳥さんも歩いてたのかなーとか、子供みたいに感動したw

  • しかし引率する局員の人も大変だ。

  • 何しろ一回、観覧客100人超もいたので、これがこの番組に限らず収録ごとに毎回だと中には困ったちゃんもいるだろう。

  • 局員の方(まあ制作会社なのかわからんが)は接客業ではないので当たり前だが、なんか緊張感のある誘導だった。

  • とは言え、ワンタイムな素人100人の引率なんて全然ウェルカムではないのはわかる。

    • ちょうど橘玲さん「バカと無知」を読んでいて、余計にそう思う。

    • そういや昔読んだTV番組制作のエピソードで「視聴者はマジで、そこまでしないとわからないかぐらいの大バカと思って番組作れ」というのがあった。

      • もしそれが本当だとしたら、多少素人への色眼鏡はあるのかもしれないなーとも。気のせいか。

  • そういやお笑いライブにはそれなりに行くので、中には高倍率ライブでの電子チケット制とかもあったけど、今回初めてちゃんと身分証明の提示を求められた。

  • お笑いライブだと事前に身分証明云々書いてても、まずチェックされることないが、まあ素人を局内に入れるんだしコンプラ大事だしでその辺はさすがにちゃんとするのだろうな。

  • 事前に届いた案内メールでは「集合時間の5分前で大丈夫です。席は先着順ではないです」との事前案内だったが、結局席は先着順に案内され(番号付き整理券をもらう)、たまたま早く着いたので超いい席だった。

    ※これはちょっと聞いてたのと違うというのはありそう。まあでもそこまでやるとまた誘導に時間かかっただろうな。

 

 

 

観客審査の話

  • 集合場所で観覧客の照合が終わったタイミングで、コアスタッフっぽい方から今回の観覧が観客審査であることを伝えられる。そして1~3ポイントの3択で審査をする旨も伝えられる。
  • 一気に緊張感が沸くも、あまり硬くならず、大いに笑ってください、とのこと。
    • その辺は普段の賞レース予選に行くときも同じだ。変に審査ぶらないこと。
  • それでいて、芸人さんは人生かけて臨んでいるので、ファン投票にならないよう、真剣に審査してくださいとも伝えられる。
    • もちろん言うまでもない内容だが、逆説的な話で、これを聞いてほしい人にほど伝わらないだろうなとも思うw 難しいですな。
  • 観客審査については、去年行った「THE CONTEへの道(特番THE CONTEの若手枠1組を選ぶ予選)」もそうだったな。
    • 20組ぐらいコントを観て、面白かったベスト3を挙げる方式(最近のお笑いライブの感想フォームはGoogle Formの使用率が高い気がする)。
    • あれも、有楽町よしもとシアターだったがフジテレビ主催だったな。
  • しかし終わったのちに振り返ってみると、133組の選考会が、おそらく放送作家やPかDの有識者審査で、2次にあたるベスト32ノックアウトラウンドから観客審査というのも不思議に思った。そういうもんか?
  • そして、本日Aブロックの第1対戦であるスーパーマラドーナ2丁拳銃の漫才が終わり、結果発表がされてからである。
  • おもむろに「では**番の方、スーパーマラドーナに*点、2丁拳銃に*点をつけてますが」と、番号で個人指名されて評価点開示のうえで感想を聞かれる(!!)
  • 素人である観客に、採点理由に相当する感想を聞くというのはなかなかシビれたw
    • さすがにそこまでは想定していない客から「えーーーっ?!」という声が上がる。これがデスゲームか感。
    • この点については大分Twitterでも、配信を観た人たちから色々と書かれていた。そりゃそうか。
      • シャシャった素人の講評など聞きたくもない(芸人にしても素人にネタのことを言われるのは最も嫌なことのひとつだろう)
      • ただの観覧客に、レスポンス内容によってはファンから叩かれるというリスクを負わすことになる
      • などなど。
    • さすがに次の観覧客の収録以降は「お顔は写さないので~」という心理的安全性アピールはあったみたい。
  • スピードワゴン井戸田さんや三四郎小宮さんらが、お客さんに聞くの要ります?と疑問を呈していた。
  • 私も最初の人にコメ振りされたのを見て、これはやべえな!と思ったが、平日の日中からのこのこ有料のお笑いライブ(しかも演者は決して旬というわけではない)に出かける程度に奇特なお笑いファンとして、コメ振りされたら、大会のちょっと端の部分ではあっても、背負ってもいいのではないかと思った。
  • ただこうなると、まともに主体的な審査はせずに「3点・3点 両方とても面白かったです」みたいな逃げ審査が無難なのかもしれないけど、そんなの素人に審査させてる時点で、プロの有識者評価ではないというのは折り込み済みなのだろうから、あくまでファン視点での気概というか何らかの一家言はあっても別にいいのでは。
  • そういう意味で、大会運営側がお笑いファンに託したという解釈もできる。それはそれで価値のある試みなのではと思う。(後出しみたいな形はよくなかったかもしれないが)
  • 炎上リスクについては、そもそも配信はあれどアーカイブはないし、もちろんこんな素人コメントが放送・収録されるはずもないし、SNSアカウントや個人情報を特定されることもなかろうし、実はそんな畏まる必要はなかったかなと。炎上を恐がりすぎ。
  • まあ狙いとしては、そういった演出というよりは、変なワーキャー的ファンが贔屓芸人に3-1とか極端な評価をすることへの予防の意図があったのかなーと。
    • でもどうだろう、そんな信者信者したファンは元々いたのかどうか。まあでも結果僅差の試合もあったので、万が一のことを考えての措置としてはあってよかったのでは。
  • ただ、私が観た全4対戦の結果を均すと、1点(面白くなかった)をつけた人って、100人中10人ぐらいなのかなと思うものの、もし今回みたいな客への質疑応答がなかったらもっと振り幅あったのかというと、そうでもなさそうな気もする。

 

 

 

観客審査について②

  • 観客審査(というかコメ振りの方か)はTwitterではとかく不評のようだが、しかし客審査と言えばNHKオンエアバトルで、今となってはお笑い論周りでは、浅い客への浅い笑い指向にした功罪ある番組、という歴史的評価で固まってしまっている気がする。
    • そしてそれへのアンチテーゼとして有識者が真剣審査するM-1が生まれた、みたいな。
  • でもこのTHE SECONDをオンバトと比べると、お金払って平日の日中にお笑いライブにのこのこ行くような人からの抽選だから、無作為に集めた一般視聴者やテレビが好きなだけの無料の観覧客とは層がだいぶ違うのではなかろうか。オンバト曰くの「テレビの前のあなたたち」からはもっと高濃度というか。
    • ついでに言うと、前述の選考会で、MCの人が「M-1とか賞レースの予選行ったことある人います?」と聞いたら、8割方が挙手してたので、ちゃんとお笑いが普通の人よりも好きな層ではあるはずなのだ。そこは確かな熱量の差があると思う。
      • だって職場や身近に、バラエティー番組やネタは見知っていても、有料のお笑いライブに行く人なんていないし、ましてや賞レースの予選なんて行く人いないですよ。大学の落研とかでもない限り、そんなもんでは。
  • ただ、芸人って一般人からのネタ評価を異常に嫌う印象がある。
    • でも映画でも本でも音楽でも、エンタメというのはやっぱり、良かった/悪かったの評価はどうしてもあるわけで、なのに、こと芸人のネタとなると素人の御意見無用!となるのはちょっと前々からほんのり違和感はあった。
    • 一方で暗黙的な理由はわからなくもない。ネタって本人から独立した作品というよりも、個人的属人的過ぎるからだ。だから悪く言われると非常に「食らう」ことになる。
    • そこの配慮に関する言及もTwitterで観た気がする。確かに芸人リスペクトフルなABCならやらないような。
    • まあそのあたりは「評論」として、まだジャンルが成熟してないというのもあるのだろうな。床屋談義レベルというか。もちろん私も。
  • あとは自分と異なる感覚のコメントの類だけど、もし自分が好きな芸人が対決で負けて、コメ振りされた観客に低い点つけられた理由が納得できなかったら、確かにショックだと思う。
    • 「コイツわかってないな!」「センスねえな!」「審査ポイントそこじゃないだろ!」「皆目見当違い!」とか思っちゃうのかもしれないw
    • でもその、自分と異なる別意見の存在を認めることこそが多様性なのではなかろうか。自分と同じ意見しか認めないではなく。まあそれも無限にメタ化のスパイラルに陥っていくが。
  • なので今回ぐらいのハードル(予選有料参加客)を経ての客審査は続けてほしいかなーと思った。ただTwitterだと反対意見も多いので、運営にその胆力はあるか。M-1との差別化をはかれるかに注目したい。

 

 

 

自分の採点について

  • 採点で言うと、私は結果的に各対戦で同点がなく、それぞれ1点差のついた採点となったが、私が多くつけた4組中3組が敗退したので、今日の客層的には、私は大分逆張りな客であった。
    • ちなみに事務所とかは全然気にしてない。上述の通り私が好きな芸人はマシンガンズ東京ダイナマイト、金属バットだが、この観覧回には誰もいなかった。
  • ハインリッヒ対スピードワゴンのネタは、コメント振られたら「6分+6分の12分間、何を見せられてたのかわからなかったですw」とボケたかったw
    • そういうのがよくないのだろうな。
  • 流れ星の学級会風ケンカのネタは、去年のG-1やTVやライブで何度も観たので、さすがにもういいだろう感があった(それいっちゃプラマイもそうか)。
    • ただ、G-1の話はさすがに禁句だろうなw
  • 三四郎も全然好きなんだけど、今回はタモンズの方がパンチ力あったかなーと思う。あと最後結構派手にハズしてたので。
  • 評価基準について、事前には「たくさん笑ったら普通に3点を入れてください」的なことを言われたし、MCトレンディエンジェルのお二人も、基本3点入ると思っていたみたいで、全般的に点数が低い(審査が厳しい)ように感じていたようだが、真面目に審査(タイマンでノックアウト形式)しようとする人なら、よほどじゃないかぎり1組目は2点が基準になってしまわないか。
    • それとも、素人が生意気にも先行側に対して、M-1の1組目90点みたいな基準点ぶってんじゃないよという、ちょっとした蔑視もあったりしてな。
  • そのあたり点数についての感触はいろいろ予想外なところもあったみたい。
  • が、総じて「1」をつける人が少なかったのは、今回の観客が概ね良識あるお笑いファンの皆さんだったということではなかろうか。第一回M-1 2001の、おぎやはぎ大阪一般投票事件的な感じは起きなかった。
    • それ以外にも、32→16ラウンドの他のブロックでも、総じて、え?明らかに審査おかしくない?という偏った結果にはなっていないと思うので、そうなると観客審査で十分よかったのではなかろうか。
    • コメントもよかったと思う。「タモンズもっといいネタがあったはず」とか「プラマイと流れ星は強すぎてこのラウンドで当たるのもったいない」とか、収録はされないだろうにしても、撮れ高に寄与する良コメントだったのではないかと思う。
      • と考えると、あらかじめ観覧前に対戦カード確認して、当てられたときのコメントを食っておくぐらいはしておいてもいいかも。そうすると多少リラックスして漫才観れるのではなかろうか。

 

 

 

祭りのあと

 

 

 

その他の観覧の雑感

  • 前説のくらげが抜群に面白かった。くらげは何年か前にM-1の3次予選で観てから結構好きだが、M-1決勝行ってほしい。
    • たまにくらげ面白かった的なツイートするといいねしてくれるので、なんか近めで見れて感慨深かった。
  • そういや前説から配信開始みたいで、そのあと改めてはいどーもーと大会開始という流れだった。前説の意味とはw
  • 一次予選のあの歌(MCRWへの道)がまたエンドレスで流れないのはよかったw
  • 出席確認&次のラウンド観覧希望者用の紙を回収していたが、筆記用具貸してほしいw
    • 結局中休み中にフジ内ローソンでボールペン買った。
  • 小室アナ、「THE CONTEへの道」でも観たかもしれないが、顔小さいし超美人だった。あれは妖精。

 

 

その他の雑感

  • さすがに次ラウンドは当たらないと思うので大会向けの感想。
  • やっとM-1が終わっただろうに、見方によっては終身懲役みたいなしんどい大会ではあるけど、やっぱり面白い大会だと思う。運営の皆さんに感謝だし、がんばってほしい。
    • 2001年のM-1のときは10年で芽が出ないなら引退しろ、だったかもしれないが、思えば定年は繰り上がっていく一方だし、生涯現役や何やら総体としての現役労働期間は延びるばかりだ。
    • となると15年で引退しろではなく、セカンドチャンスに夢を見せるのは時代精神にもマッチしてるように思わなくもない。
  • 結構芸人の皆さん、普段の寄席や営業でかけ続けた鉄板のアリネタが中心だったが、来年以降はちゃんと大会向けに新調したネタを準備しないと勝てない大会になるのではなかろうか。
    • いや、面白いネタって何回観ても面白いんだけど、とは言え的な。どうなるのだろうな。
  • 大会の方向性って、やっぱ1回目のチャンピオンが誰になるかは結構影響力が大きい気がする(やはりM-1中川家の優勝が大きかった)ので、あんま良い見方ではないが、誰がTHE SECOND 第1回の優勝にふさわしいかはとても気になる。
    • セカンドチャンスを掴み取ったロートルスタア!という感じがよいなら、華がありすぎず無さすぎず、食えてない~ギリ食えてるぐらいの人がふさわしいだろうし、あくまでM-1運がなかったという点にフォーカスすると、現在の売れっぷり関係なく、ついぞ準決止まりだったあたりの人たちがよいのか。
    • まあでもやっぱりいま普通に売れてる人・知名度抜群の人が優勝しちゃうと、ちょっと夢はないかなーってなるのかも。制作側の演出というより、時代の空気的に。
    • ということでM-1ウエストランドからの流れで、やはりマシンガンズしかないなw
  • まあなんにせよ、芸人の皆さんが「今回ので大体流れわかった!来年は優勝するぞ!」と燃え上がってくれるような大会になるといいなあと思う。