人はパンだけで生きるのではない

improving the quality of life

2022年3月の回想

備忘録とは言え段々記事書きが遅くなってきたので、できれば翌月第一週に上げるようにしたい。

 

2022/3/6 ラジオスターライブ2022

  • ニッポン放送主催のラジオイベント。チケットは取れず配信視聴。
  • 出演者はオードリー、ナイツ、アンガールズ三四郎、ぺこぱ、と豪華な布陣で各組ネタ1つずつと、くじ引き抽選形式での少人数トークのライブ。
  • 若ちゃんも言ってたが、よしもと勢が不自然に不在。配信をFANY Onlineでやれるかの調整に難航したのだろうか。そのせいではないにしても、メンツの割にどこか全般的に消化不良な感じはあったが、配信視聴だったので現地だとまた別だったかも。
  • ぺこぱが結構滑っていて(るように見えた)三四郎アンガールズも少し重めだったが、そんな中でもオードリーとナイツは流石だった。
  • 来年もやって名物企画にしてほしい。そういやTBSラジオでも少し前に似たようなのやったんだったっけ。伊集院さんが物申す的なコメントをされていたような。色々難しかったりするのかな。

 

2022/3/6 R-1グランプリ2022

  • お見送り芸人しんいちさんは、数年前の向上委員会のモニタ横ゲスト(ギャラ無しの見学芸人組)で見て、天海祐希さんや久代アナへの大失礼ソングで覚えていたが、毒がそのまま残ってるネタでよかった。
  • ホント、お見送り芸人しんいちさんや、ウエストランド、鬼越トマホークが好きな自分は性格が悪いなと思う。
  • ZAZYさんのネタは申し訳ないけど何が面白いのか、ずっとよくわからないw ロジックのないシュールネタ(かつリズムネタ)は、それ一辺倒だとキツい。
    • それと、同期芸人たちからだんだんと性格の悪さエピソードが伝わってきていて、それがいまいち笑えない系なのも厳しい。
    • 性格の悪さで言うと、まだあまり知られてないっぽいが、向上委員会で見る限り、コロチキ西野さんはかなりの逸材な気がする。あの観察力・着眼点と情報収集力は鬼越トマホークの二人に比肩するのものがある。
  • サツマカワRPGさんのネタも面白かった(思えば彼も向上委員会で知ったのだった)
  • 吉住さんのネタもよかったな。去年のM-1のニューヨークのネタ(ネット炎上を揶揄)に通じるものがあった。
    • ヤフコメも仕様変更があり、だんだんとネットの言語空間が整理されていくのは良いことでは。(批評的な意義のある批判と過度な中傷の、規制されるべきされないべきの線引きが難しいけれど)
    • 毒のある女性ピン芸人として柳原可奈子さんの系譜と思いきや3つぐらいしか違わないのだな。
  • 逆にYes!アキトさんはちょっと期待外れだった。怪奇YesどんぐりRPGが好きなだけに。ギャガーはやっぱり5~10秒で輝くが、数分持たすのはかなりの至難の業なのだろう。

 

トークサバイバー(Netflix

  • 去年の佐久間さんラジオイベントでも話されていた、Netflixコンテンツが遂に公開。事前の企画説明でよく使われていた「キングちゃん」を未視聴だったのだが、抜群に面白かった。一気見した。
  • これは別に時間かけて感想を書きたい。本当に面白かった。続編も見たいし、パッケージ化されてドキュメンタルのように海外展開されても面白そう。

 

2022/3/19 蛙亭単独 TOKYO PUBLIC NIGHT

  • 初のルミネ単独で立派になったなあと。でも単独コントライブでの1時間は短いかも。そうでもないんでしょうか?(バナナマン、さまぁ~ず、東京03空気階段とかだと1時間半~2時間はあるので)
  • 漫才2本と短めのコントが5本、幕間Vが4本で1時間ほど。
  • 白眉はコント「ママ大好き」
    • リモートワーク中の母子のネタで、緊張と緩和の良い題材で、かつ男女コンビが活きるネタ(女装でもできるだろうけど、リアリズム面の説得力が高い)
    • このネタを勝負ネタとして中心でやっていけばKOCの連続決勝や、優勝争いもいけそうと思った。と言っても3年前のオズワルドのピッチング寿司マシーンのネタ、あれも予選だとバカウケしてて優勝いけると思ったのに、決勝本番だとミルクボーイの後&客層の違いで大スベリしてたので、どうもわからんが。
    • とは言え、初の男女コンビ優勝というのはストーリー的に結構いいので期待はされてると思う。
  • 全般的に面白かったんだけど、去年の単独ネコの日イブも観た上で、どこか限界を感じなくもない。どういうところか。
    • ネタを台本で作っておらず、設定の妙と中野さんの即興演技力だけでやってるような?台本作らない芸人はいっぱいいるにしても。アンタッチャブルとか千鳥とかジャルジャルとか。そういう路線でもないような。
    • 東京出たての頃は題材等エッジが効いていて新鮮で面白かったし、いまも十分面白いし、今後も決勝の常連として入ってくるのではと思うが、今のままだとKOCやM-1で勝ち切って優勝するのは難しそうに思わなくもない。売れてきたので余計に。
    • やっぱりここ最近のKOCって、どぶろっくは特殊ながら、空気階段の1本目やジャルジャルの1本目とか、かなり強いネタじゃないと優勝が難しそうというか、空気階段ですらあの1本目を持ってくるのに3回かかった。
    • そしてネタ大会で優勝するには、もちろんメインネタ作成者の煮詰めは最重要なのだけど、それで終わりなのではなく、相方と一緒に密に相談してブラッシュアップして磨いてゆく作業が必須なのだと思うが、イワクラさん中野さんの関係性(生理的に無理とか)的にそれができないように見えて、それでどこか煮詰め切れなさが若干残ってしまうのではなかろうか。
    • 思えば、仲いい芸人が人気ある説について、逆に、昔はダウンタウンやその影響下にあるコンビのように、仲が悪かろうがネタがよければ売れたのかもしれないが、芸人が増えて過当競争になり、賞レースでの漫才やコントが競技化・高度化していく過程で、嫌でも仲良く密にやっていかないと他芸人と比較して、競争力が保てなくなってきたのかもしれない。
      • オダウエダの例もあるから何とも言えないが。
      • でもミルクボーイも一時期仲が悪かったけど、そこを腹割って立て直してから優勝したのだった。もちろん仲が良ければいいというものでもないけど、やはりネタを磨くという作業には必須なのではなかろうか。
    • なので、3~5分程度の言わばTV尺のコントしかなくて、単独でも長尺のコントが作れないのではなかろうか。
      • とは言え、そこは芸人としての目標をどこに置くか次第かもしれない。とにかくコントが好きでライブをずっとやっていくコント師でいたい、コントで表現したいものがある!というわけではなく、あくまで賞レースは勝って売れるための手段ということであれば今の方向性でよいのだろう。賞レース至上主義が誰にとっても正しいわけではない。
    • ということで、今年KOC決勝に再び行って箔を盤石にして、よりブレイクするか、あるいは3回ぐらい連続して決勝行ったら自身たちでKOC卒業として、南海キャンディーズメイプル超合金みたいに、しばらくそれぞれピンの仕事でやっていくような気配がしなくもない。

 

2022/3/26 鬼の頂

  • ゲストにコットンとデニス。
  • 鬼越ネタ中「次なんでしたっけ」「ちょっと待って、これめっちゃウケると思ったのに(頭抱え)」
    • やっぱりネタ降りたとこの笑い面白いんだよなー
  • M-1に向けての結構真剣な話に聞き入ってしまった。なかなかこうした腹割ったトークは聞けない。
  • 主なテーマ
    • M-1はいま準々決勝→準決勝の壁が厚い(一気に減る)
    • 3月はまだネタできてないけど、これが6~7月ぐらいになるとテスト勉強してない感じ
    • ネタはブラッシュアップが大事だけど、鬼越はそれができない。作って今日やって終わってしまう。
    • 鬼越トマホークはどんな漫才をしていけばよいか。しゃべくり漫才コント漫才?フリップ漫才?客に聞く坂井さんと、聞いたとてやんないじゃんの金野さん。
      • 今日聞いたことちゃんと消化しようね!良ちゃん!
      • コットン西村さん「3回戦まではコント漫才で大丈夫。準々決勝以降はしゃべくり(喧嘩)漫才で行かないと勝てないと思う」
        • M-1強い人は準々決勝まで隠す人がいる。そこまで流しでも勝てる人たち。
        • 何か特徴がないと勝てない。
        • 単純なコント漫才ならからし蓮根や真空ジェシカ以上のが作れないと勝てない。
    • ウエストランドはずっとあのスタイルなのに旬の時期ではなく、急に一昨年決勝に呼ばれたのは何故。
    • 喧嘩漫才を続けるべきと言うけど、でも自分たちが飽きたら終わり
  • こういう腹割ったトークが聞けてよかった。
  • 私としては鬼越特有の観察力を活かすならしゃべくり漫才がいいのではと思ったりなんかした。数年前のタイタンライブで観たときの漫才は本当に最高だった。その日一番のウケ量だった。
  • あと坂井さんが桃太郎ジーンズ履いてた。私も愛用者なので少し嬉しい。そういや高円寺に直営店舗があった気がする。

 

ダウンタウンDX(地下芸人回)

  • ゲストはオズワルド、モグライダー真空ジェシカ、ランジャタイ、ノブコブ吉村さん。
  • オズワルドが地下芸人というのはやや意外だが、地下芸人の定義を自腹切ってのライブ参加とするなら当てはまるみたい。
  • エピソードトークパートで、オズワルド伊藤さんがアメリカンBBチキンの杉本さんの話をしたのち、ランジャタイ国崎さんがおもむろに語り出したと思ったら、まんまパクってて大爆笑。
    • 伊藤さん「やってること天才落語家じゃん!」 
    • 松本さん「お前、根性バリバリか」
    • 芝さん「一番ヤバいの何も言わないアイツ(相方の伊藤さん)だよ」
  • ランジャタイ国崎さん、自分たちのターンで例の〽松ちゃん浜ちゃん~を披露するも微妙な空気になる。その滑った刹那、おもむろに「杉本君ってのがいて…」の急旋回にはシビれたw(皆もうええわ、いい加減にしろの大合唱)

 

出動!バクダン処理班

  • 日テレ安島さんチームの新番組。パイロット的に4回放送。
  • キャスティングは麒麟川島さん、南海山ちゃん、オードリー若ちゃん、ハライチ澤部さんと豪華メンツ。たりふたファン垂涎。だったが、コロナ陽性で若ちゃんが不在だったのは残念。
  • いわゆる「痛い人」をバクダンとして処理する内容で、結構イジワルな目線だったので私は面白かった。
  • 特に起業家シェアハウスの回、抜群に面白かった。起業家ワナビーニートっぽい人をイジる回。

  • 最終回は有村崑フィーチャー。無茶ぶりの即興性がいい感じにドライヴした、さすが実力者ツモっただけある内容だった。これレギュラーになったら贅沢だなあ。

 

ニトリカエサル

  • 洗面周りの収納に難儀していたので、廊下に突っ張りパーティション棚をつけた。
  • こうした突っ張り棚系は強度に不安があったが、これは突っ張り部分にバネが内蔵されており案外丈夫そう。ビジュアル面もとても満足。

 

ロシア、ウクライナ侵攻

  • 戦争が起きてしまった。WW2からもう80年とかだもんな。そりゃ起きても不思議ではないが。国連の常任理事国制度の不具合状態。常任理事国は他国に侵攻しない前提の制度だったので想定外の事態なのだろう。
  • やはり独裁制はリスクが高い。どれほど有能なリーダーでも、晩年に思考力や判断力が衰えるケースは洋の東西を問わず歴史上枚挙にいとまがない。
  • 所有していた金融資産が一時大分(1割超)減ったけど、結局3週ぐらい経つ頃には回復した。資本主義のレジリエンスよ。
  • 当初はロシア軍が一気にウクライナを制圧かという気配だったが、ウクライナの抵抗が案外強く、粘り強く戦っていてもう2ヵ月ぐらい経つのか。
  • こういうリアルな戦争を前にしても極論を言ったり、色々胡散臭い人が炙り出された気がする。
  • こうした軍事進攻がもし通ってしまえば、ロシアはもちろんのこと、中国だっていつ台湾や日本に攻めてきてもおかしくないわけで。
    • でも、じゃあといって軍事費を積もうかとしても多少の増税では中国に比しないだろう(日本に限らず99%の個々の国々にとって)。なので民主主義陣営でNATOのような相互安全保障の仕組みを強固に形成するのがよいのではなかろうか。
  • 長期化しているが、「戦争は経済的に割に合わない」ということが実証される結果に着陸すればよいのだが。
  • しかしよく考えてみれば急に東京含む世界に核撃たれることもなくはないわけで、まったく怖い話だ。藤子不二雄のSF短編にもあったな。「ある日...」だっけか。
    • 現実的には急に携帯から警報が鳴るのだろうか。そのとき何をすればいいのだろうか。というかそう考えるとやっぱ都心に住むの恐いな。せめて23区外の多摩地域か、神奈川千葉埼玉が多少は安心だな。キリがないけど。
  • 色んなシナリオがあるけど、いまのところ、ウクライナ東部をロシアが制圧して、クリミア半島と地続きの領土になった時点で終戦なのかなあ。