人はパンだけで生きるのではない

improving the quality of life

2022年7月の回想(2/2)

7月はお笑いライブ6本も行っていたらしい。

長くなったのでこれの続きです。今月はバラエティの名作も多かった。

n-u-n-u.hatenablog.com

 

 

 

 

⑥2022/07/23 蛙亭単独 Sheep the Underworld

公演ポスター(反射は別の方です)

帰りに寄ったタワーレコード空気階段fart DVD販促コーナー
  •  新宿ルミネtheよしもと
    •  J列8-9。会場のど真ん中の見やすい席。
    • 今回から蛙亭単独が電子チケットになったみたい(前回半年前の単独は紙チケだった)。転売防止に電子チケット化は大賛成。
      • 電子チケットになるだけで随分転売も減る。同行型が残ってるみたいだが転売目的だと非効率だろうし。
  • 半年ぶりの単独。なんだかんだで半年おきに単独って結構ストイックだなあ。
  • いつもの蛙亭ワールドで楽しめた。
  • ぼちぼちKOCへの勝負ネタの準備の時期か。
    • 思えば一年前は渋谷∞ホールで単独をやっていて、その中の「no.164」というネタがKOCで披露された。
  • ファンクラブ開設の案内があり、若手中堅で開設するの増えてきたなーと思った。空気階段、キュウとか。
    • というわけで、蛙亭に限らず固定ファンクラブに入らない系の人(色んな芸人が好きなので)としては、ぼちぼちチケットも取りにくくなるのかもしれないなー。
    • まあもちろんそれによって、その芸人が何よりダントツで好き!という人にチケットが周りやすくなるのなら、それが当然よいのだろう。
  • 蛙亭の単独って結構客層が若い女性層が多く(半分超ぐらい)、そこが結構お笑いファンから支持されてるコンビという感じがする。
  • 以下ネタ。蛙亭はタイトルを先に出してくれる。
  • 半サイレントコントのRNみつばちイエローが面白かった。
  • ただ、1時間ぐらいの構成で、ネタに繋がりがあるわけでもなく、若干マンネリ感もなくはない(面白いんだけど)。
    • せっかくいま人気あるんだし、単独公演でネタ間の繋がりを含ませるとか、賞レースやTV向けではない長尺の、自分たちならではのメッセージ性だったり描きたいテーマのあるコントを最後に置くと、より締まるようになる気がするが。作家でもないのに偉そうにスミマセン。
      • これが漫才師(あるいは漫才師寄りの芸人)だと、どうしてもそういう練った構成が難しいんですよね。 
      • イワクラさんはゴッドタンのマジ歌なんかで見る限り、メッセージ性は持ってる方だと思う。
      • まあとは言え皆が皆、バナナマン東京03、さまぁ~ず、空気階段を目指すべきかというと、そういうわけでもないかもしれないが。

 

 

 

⑦銀座松屋ちいかわゆうえんち

ちいかわゆうえんち

割とアサイチだった
  • 銀座松屋でちいかわゆうえんちが開催されるも、先行抽選が全然当たらず。5日分注文して全滅。
  • その後、重複申込が発覚したみたいで、空き分への先着申込が案内されて、サーバーダウンを乗り越えてなんとか予約できた。
    • こういうの見るとAWS使えば解決するんじゃないかと思わなくもなかったが、オートスケールでもこうしたチケット先行のリクエスト殺到は対応に限界があるのだろう。本当に最初の数分のみだろうし。
  • その先着申込はなんだかんだで多くの人に行きわたったみたいなので、逆に一週目の先行抽選の異常な倍率がなんだったのだろうか。
    • やはり転売ヤーなのだろうか。本当に迷惑な話だ。
  • ちいかわはコンテンツ需要の割に、供給側の体制が追い付いていない感じがするなあ。
  • しかし銀座松屋の催事コーナーでの対応は、案内や誘導、会計が大変整備されていて感心した。おかげで気持ちよくお買い物ができた(2万ほど)。

 

 

 

アメトーーク 7/19 ダチョウ倶楽部SP

  • 先日亡くなられた太陽様上島さんの追悼番組。
  • 「今こそダチョウ倶楽部を考えなくてどうするんだ」というキッカケでの企画らしく、とても良いなと思った。
  • 昨今の、多様性を容認して誰も傷つけない笑いに対する肯定や否定意見は多々あれど、考えてみたら、人を傷つける笑いってなんなんだろうな。
  • どれだろうと思いつつ、ダチョウ倶楽部の笑いは確かに物理的痛みを伴う笑いが多かったしポンコツ弄りでもあったが、でもなんかベタに徹していたせいだろうか、それとも人柄だろうか、優しい笑いであったような気がする。だから余計に多くの人にとってショックだったのだろう。
    • タレントの影響力というものを久しぶりに感じた。
  • 先日、鬼越トマホークのYoutubeで、水ダウきっかけで山田邦子さんとコラボしていたのを見てふと思い出したが、山田邦子や中山秀征、森脇健児赤坂康彦といった、90年前後のバブル期の売れっ子タレントが90年代を通して栄枯盛衰、テレビの露出が一気に減っていったのって何故だろうと思ったのだが、その一因は間違いなくダウンタウンの関東進出(と吉本NSCからの無尽蔵のお笑いタレント供給システム)によるもので、ダウンタウンの笑いが圧倒的な正義となったことで「ちょっと面白い」レベルのタレントが一網打尽にされたのではなかろうか。
  • そう考えると、ダチョウ倶楽部ってそうしたダウンタウン世紀の洗礼を浴びながら、ゴールデンの冠番組MCとか、そうしたいわゆる天下取り系ではなかったかもしれないけれども、クラシックな笑いを生める稀有なバイプレイヤーとして第一線でサヴァイヴし続けた(アメトーークで定期的にスポット当てられる程度に)わけで、本当に偉大だと思う。老若男女全方向にリーチする、偉大なるベタ笑い。
  • 2020年代以降にダチョウ倶楽部の後を継ぐ芸人って出てくるのかなあ。
    • いまの中堅・若手でやがてそのポジションにいけそうな人ってちょっと見当たらない。
  • 難しいのは、現代のお笑いって平場のフリートークができる「賢さ」がないと継続的に露出できないところがあって、ダチョウ倶楽部はそこを捨てているのに、3人とも天然で輝くという奇跡的なポジションにいるので、これを今の時代に再現するのは考えてみると相当難しそう。賢くないと出てこれない時代ながら、賢いとダチョウ倶楽部ではない、的な。
    • あと、自我や自尊心を振り切って、みっともない自分を晒すというのも、現代のブランディング(嫌な言葉)全盛の時代には希少だったりするのかなあ。
  • また、ベタな笑いって何だろうな。エンタの神様産のキャラモノが近いような気がするが、あれやっぱ人工的過ぎるんですよね。作家やDによる人造芸人的な。
    • どこか魂が乗ってないから、後年「実は違うんです」みたいに脱キャラされる程度のキャラなわけで。
  • 考えると難しいけど、まずはでもシンプルにトリオで3人揃ってのギャグからなのかなあ。そう考えるとバビロンの〆の「ずっ友~」はダチョウイズムを感じる。

 

 


水曜日のダウンタウン 7/6 説教早く帰らせ選手権

  • 岡野さんとザ・マミィ酒井さんの子弟愛が美しすぎてもらい泣きした。
    • ピュア過ぎるんだよなあ。
    • マジモンのピュアさの前には、合理性とか小賢しさとかどうでもよくなる。

 

 

 

⑨ラランドYoutube ニシダ更生プログラム

www.youtube.com

 

  •  日頃の行いに問題があるらしいニシダさんの更生企画。
    • 芸人たるもの社会不適合上等な部分はあったけど、最近はそうでもないというか、率直にそういう前時代的な不適合さそのものは別に面白くはないよな、という流れはあると思うので、余計に笑いになりにくいニシダさん。
  • ラランドは、ブレイクきっかけとなったM-1 2019での予選(3回戦とか)を見て、女の子が可愛くてスター性があるなあと思って印象に残っていたが、敗者復活戦で認知が広がって一気に翌年売れて行った。
  • が、最近ではサーヤさんがアメトーークの若手女芸人回なんかで、なにか新しい価値観のオピニオンリーダーぶった痛い感じになってしまい(そういう編集や背負わされるキャスティングに原因があるのかもしれないが)、ニシダさんはニシダさんで、お金にも女にもだらしない、率直に言って「第7世代ブームで調子に乗ったクズ芸人」ムーブな感じでやはり好きになれず、あちこちオードリーなんかで言っているところでは、関西進出して地肩を鍛えているそうだが、あんまり私にとってはnot for meな枠の芸人だった。
  • 仕事で遅刻は繰り返し、かといって収録で爪痕残そうとがんばるわけでもなく、5時間特番では一言も喋らず、フリは受け流す上に大喜利からも逃げ続ける。
  • 台本もマジメに読まないので進行もできず、結果サーヤさんの一馬力になってしまっているラランド。
  • Youtube放送作家、事務所のマネージャー、レギュラーラジオのスタッフ、レギュラーテレビのスタッフ、放送作家、佐久間さんなどから徹底的にマジのエグったダメ出しをされ続けるニシダさん
  • 見方によってはほとんど洗脳セミナーみたいな内容ではあったが、それと違うのは、元々ニシダさんがサイコパス系というか、立場が同等以下の人に注意されては逆ギレ的に開き直ったり、自分のことを指摘されても「どうしてですかね~」などと他人ごと化して「組まない」し、きちんと内省できない人というのがある。
    • あ~こういう人っているな~!嫌われるんだよなーと思いながら観てた。
  • フルボッコされるニシダさんに途中まで「そりゃそうだろ」と思いつつも、でも人は皆完璧ではないわけで、どこか自分にも思い当たるところもある。
    • 自分だっていまのニシダさん、26~27ぐらいの時は世間をなめ腐っていて、確かに周囲から注意されてもちゃんと向き合わなかったような気がする(だから周囲と色々衝突もした)。
    • 帰国子女でお坊っちゃんとして生きてきたニシダさんだから特に、そうした社会的洗練がまだなってないのかもしれない。
  • TBSラジオの協力企画+ニシダさんの憧れの芸人ということで、ゲストになんと南海山ちゃん。
  • 1時間ひたすらダメ出しをされて、さすがに涙を浮かべるニシダさんの前に、最後の刺客として山ちゃんが登場する。
    • その山ちゃんの寄り添い方よ。これは若ちゃんにはできないのではないか。
    • たりないふたりで、若ちゃんにフルボッコにされていた山ちゃんとは思えない、ニンの強さはさすが。
    • 山ちゃん曰く、自分のライバル3人のうちに、ニシダが入っているというのはさすがにリップサービスに過ぎると思うが。だって山ちゃんの類タレでニシダさんが入っているなら、マヂラブ村上さんの方が遥かに入っていそう。
      • そもそも現実的には麒麟川島さん、銀シャリ橋本さん、そしてオードリー若林さんあたりが競合なのでは。
  • あと佐久間さんもさすがの見識とコメント力だった。見抜き方とか視点とか。
    • 言っても、届かないんだろうなあ。
    • 本来ボケで自由にやるべきサーヤさんが、回しまで全部やっている状況なので、ニシダが普通にがんばって進行とかできるようになるだけで、4段階ぐらい上にいける。
    • スタッフは敵ではなく、一緒に番組を作る仲間。
  • その後いろいろ好転してくれたらそりゃいいが、好事魔多しというか、そんな簡単に人間変われないんじゃないかとも。

 

 

 

⑩空のドリップバッグ

  • 超便利
  • 特にこだわりがあるわけでもないカジュアルコーヒー飲みなのだが、KALDIでコーヒー粉買っても、ドリッパーの洗いものが増えるのを敬遠して、ちょっとだけ飲むのには結局ドリップバッグを使ってた。
  • なので、なかなか粉の方は減りが遅いのだが、これを使うことでセルフドリップバッグになるので超楽ちん。
  • 1枚あたり10円ぐらいなので、ペーパーフィルター&ドリッパー洗う手間考えると全然コスト気にならない。
  • コーヒー粉は大体200g/600円ぐらいのもの。
    • KALDIは結構セールもやっていて、たまに半額でブルマンもそんな額で買える。
  • なのでカフェオレ一杯、40円ぐらい。わりと経済的で、いろんな粉も試しやすくて大満足である。

 

 

 

⑪午前0時の森 7/5 ゲスト山里亮太

www.hulu.jp

 

  • たりふた再び。さすがの山里節を堪能できた。
  • 山ちゃんが完全にかかり過ぎてた感じだったので、さすがにこれを毎週はキツいだろうけど、半年に一回とか四半期に一回ペースで山里回やってほしいなあ。楽しすぎる回だった。
  • 午前0時の森の内容、山ちゃんが「こういうのやりたかったのよ(なのに水卜ちゃんとなんて!)」と言っていたけれど、確かにほどほどの時事感で四方山トークするというのは、ニンの部分に過剰に向き合いすぎた若ちゃん山ちゃんにとって、とてもよい塩梅な内容な気はする。
    • それで確かに、何をしてるんだ安島さん!早く!と一瞬思ったが、さすがにたりふた終了して間もないのに、また二人のトーク番組ってのもなあ、って感じか。さすがにもうちょっと時間を置いてからだろうか。

 

 

 

しくじり先生 7/8 ハマカーン神田を考える

abema.tv

 

  • ハマカーン神田さんがヤバい。逆バラエティモンスター。
    • 神田さんってちょっと前は美容キャラでやってたような気がするんだが、いまこんな拗らせになってるのだな。
  • その後オードリーANNでもSPゲスト回で出演していて、手ごたえについて語られていた。
  • 神田さん、単なるバラエティ苦手で露出減ったというだけの人ではなくて、受け身受け身こそしてないけど、独特の描写力もあるし、確かに跳ねる要素はすごい感じる。
  • なんというか新しい腐り芸人。マジ絶望というか。
  • ぜひゴッドタンの腐り芸人セラピーにキャスティングされてほしい。
  • あと、地味にやっぱり浜谷さんも腕があるよなあと思った。なんか吉村さんの類タレって感じがするので、いつでも同じぐらい売れてもよさそう。事務所力の差なのだろうか。
  • まああと、ノブコブとの違いはハマカーンの場合、ネタが普通に強い(それがかえってトーク番組での足かせになっている)というのはあるのだろうなあ。